京都府大会

京都府大会

無事に京都府大会が終了しました。

お世話になった全ての皆様にお礼申し上げます!

本当にありがとうございました!!

 

 

趣味のブログは1日おきに更新できるのに、こちらのブログはなかなか・・・

理由は二つあります。

パソコンから更新していることと、ある程度カタい文章で綴るので、気持ちを整えないと書けない。

これですね。

Bluetoothキーボードも買ったことですし、スマホから更新できるようにしようかな、とも思うのですが。

(なんだか以前も同じようなことを書いた記憶が・・・?)

 

 

さて。

秋といえば京都府大会!

新しい作品のお披露目となる大会なので、気合も入りますし楽しみやワクワクも強いのですが、今年は直前にトラブル続出で、久しぶりにバタバタ(特に気持ちが)したように思います。

大会を3日後に控えた時期に、まさかの・・・メンバーの欠場があり。

そしてその頃、指導している学校の顧問の先生からも、どんどん届く

「〇〇さんが出られません・・・」の連絡。

どのメンバーが欠けても、大変なことに変わりはありませんが、特に学校団体だと

「えぇっ!!3年生・・・最後の京都府大会なのに」

「たくさんの技を受け持っていたメンバーなのに」

誰も悪くないのですが、やりきれない気持ちになります。

出られない本人が一番残念だろうなぁ、、

 

スクールの作品も、学校の作品も、直前過ぎてどうしようもない、、と思う反面。

最後の最後まで、出来ることがあるならやりたい。その線引きがどこなのか、どこまでなら可能なのか、、

考えていると気持ちがバタバタ。なんだか落ち着く暇もなく迎えた大会当日でした。

 

晴天に恵まれた17日!まさに大会日和でしたね。

暑いくらいの気候でしたが、体育館内は空調も効いていて、選手や観客の皆様は過ごしやすかったのではないかな?と思います。(フロアにいた私は、ちょっと肌寒いくらいでしたが・・・)

 

結果は、関係7団体全て

無事に演技をすることができ、それぞれとても良い講評もいただいて、また一つ経験から生まれた財産を得ることが出来たと思います。

実はこの「7団体」というワード、私の中では呪文のように唱えているものでして。

というのも、何年か前にありえないミスをしたからなんですね。

エントリーする団体数が多すぎて、うっかり一つのチームをエントリーし忘れるという・・・

今は全てエントリーなどの業務はパソコンで申請するのですが、書式を作りまくり、メールを送信しまくっているうちに「全部やった」と思い込んでしまって。

結局、その時は無事に出場できたのですが、冷や汗が止まらないくらいのありえないミスだったもので。

それ以来「関係7団体」が呪文で、絶対に書類が7チーム分あるか、申請メールには7団体分の添付がついているか、本番用CDが7枚あるか、、どんな時でも「7団体分」を数えるようにしています。

 

年齢のせいにはしたくありませんが、何度も確認しないと不安で、「・・・送ったよね。メール。」怖いのでパソコンをあけてメールチェック。

毎日、こんなことの繰り返しですww

(特に関西支部の大会は緊張します。。。失敗が絶対に回収できないので)

 

今回、私は進行部のサブチーフという立場でした。

これまでは長年チーフをしていたのですが、運営人員も若返りを!ということで、今年はサブチーフに。

リアルささやき女将として(笑)、チーフの先生のサポートに徹しました!

チーフは基本的に、司会者の横から動かず全体を見る。

細かい仕事やフロアのトラブル対応は、サブチーフが動く。のが通例です。

ささやき女将をしつつ、目を光らせてフロアのストーンを拾いに行ったり、モップをかけに行ったり、と、昨日は一日動き回っていました。

(観客の方の目に止まる仕事ですから、本来は私のような年齢よりも、若い方が動いている方がいいのだろうな、と気にしつつ、、)

 

 

 

お昼ご飯は、チーフの先生手作りのおにぎり♡

しかもこれ、私がカロリーメイトを食べようとしていたら

「コーチ!おにぎり食べませんか!?」と、自分の持ってきていたおにぎりを一つ分けてくれるという優しさから生まれたものなんです!!ありがたすぎます。

私、しょっちゅうカロリーメイトを食べていますが、別にカロリーメイトが好きなわけではなく(笑)何を食べるか考えるのが面倒なのと、食べるのが楽だからなんですね。

3mmのストーンを何百個も衣装に貼ったり、細かい布目の刺しゅうを何時間も刺したり、そういった細かいことは全く面倒に感じないのに、なぜでしょうか、、食事に関しては本当にダメですね。

箱を開けるのも、袋を破るのも楽!!しかも栄養もとれる(多分)!!

 

コンビニのおにぎりは、包装を剥いて海苔がついてこないように綺麗に包装を外して、、が面倒なんです。

だから食べる時は、海苔のないもので、剝かなくていいもの(わかりますかね、、塩むすびとか)一択(笑)です。

 

でも美味しいのは絶対に栄養バーよりおにぎりです。(そのくらいの味覚はある)

お言葉に甘えて「いいの!?食べる~!!」

手作りのおにぎり、とっても美味しかったです!

 

私がおにぎりを食べようとしているのを見た理事長が

「!偉いやん!おにぎり作ったん!」

※私がレベチで料理出来ないのは、協会内でも有名です。

「いえ、、、チーフの先生から分けてもらいました」

 

理事長から大きなため息と苦笑、いただきました(笑)

 

 

今年の京都府大会、目玉企画は228人で踊る合同演技でした。

正確には、ここに理事の先生方も加わって232人。

企画の中心で動いていたのですが、予想以上の参加に嬉しい悲鳴!どうやったら228名がスムーズに並べるか、どうすればわかりやすく指示が出せるか、試行錯誤の日々でした。

 

228人が一斉に移動すると時間がかかるので、一般の部の演技の最中に、合同演技参加者をサブアリーナに集めて整列してもらう、という案も出してみたんですね。

そのほうが絶対に移動自体は早く出来ると思ったので。

 

でも、その案を理事長に提案すると

「うーん、でもやっぱり、全部の団体見せてあげたいし、見てもらいたくない??だから、いいよ。そこは時間かかってもいいから、ゆっくりやろう。効率化目指す事ばっかりが良い大会じゃないし、大事なのはそこじゃないし、皆で見て、皆で応援して、皆で演技して、それが京都府のやり方だから。時間は使っていいよ」

さすがだな、、と感じました。

なんというのか、バトンというものに対する根本。根っこの部分が、ものすごく明確だなと。うまく表現できないのですが、詰め込んだり、効率化ばかりを求めたり、制限ばかりになったり、そういうことを押し進めるのではなく、もっと別の部分を大切にする「京都スタイル」が見えたような気がしたんですね。

 

 

設営が終わった後、闇練!

 

 

選手入館後は、サブアリーナで最終調整!!

理事長も、事務局長も、さすがのポージングですよね。美しいです!!

※ターンアウトは私が一番甘いですね。反省しなければ!!

 

 

合同演技は、私の無茶ぶりを嫌な顔一つせず(笑)引き受けてくれたシニアメンバーのおかげで、とても良い出来でした!!一列目にシニアメンバーがいなければ、絶対にあそこまでの演技は出来ていないと・・・。

 

みんな本当にどうもありがとう(#^.^#)

全身全霊で踊った直後に、まさかの合同演技で、シニアメンバーの疲労もマックスだったと思います。

私はせめてメイクヌナになって、扇風機で皆に風を送る役目を・・・(;^_^A

※メイクヌナ=韓国アイドルにメイクをするメイクさんのこと。いつも扇風機とブラシを持って、アイドルに寄り添っています。

 

動画をYouTubeにアップして、他府県の先生方にも見ていただいたところ、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。これだけの人数で、この統一感はすごいね!圧巻!だそうです。嬉しいことですよね。

 

理事長の来年の目標は「カンニングせず完璧に踊る」ことだそうで、企画部隊の私の目標は「ロールオフをもう少し複雑化」そして「フォーメーション変化」を加えることです。フェニックスメンバーは、次回もぜひ協力してください!

 

こうしたあたたかい協会の中で、大会を運営しながら、出場33団体の演技を全て前からみさせていただき、感じることがたくさんありました。

いつも同じように見ているはずなのですが、今年はより一層感じることが多かったんですね。

どうしてなのかなぁ、、自分自身の中にある、「バトン」への想いが、年々変化しているからかもしれません。

根っこは変わっていないのですが、その先に咲く花のイメージが、より明確になってきた感じでしょうか。

同じ根っこから、種類の違う花を山ほど咲かせたい!!と、がむしゃらにやっていた時期もありましたが、、

今はそれが落ち着いて、方向性が少し定まったような気がします。

 

3人の団体もいれば、37人の団体もいて、幼児さんもいれば、社会人もいて。

冷静に考えると、そもそも、これだけ違いのある作品を、同じ基準で審査するということはとても難しいことなんですよね。でもバトンってそういう競技なんです。

選手権であれば、審査基準がもっと細かく分類されています。

が、チームに関しては、まずは作品自体が自由ですからね。

「チェンジは最低でも〇回いれること」「構成は〇人」「このレベル以上の投げ技を全員で〇回は行うこと」「ロールセクションが最低でも〇拍あること」「フォーメーション変化は〇回以上すること」「衣装はこういったもの」「曲はこういったもの」他府県の大会規定はしりませんが、京都府大会に関しては、こういった作品規定のようなものはありません。※3名以上、という人数の規定や、フロアの大きさ目安などはあります。

 

 

自由な作品に対する審査は、本当に難しいだろうなと感じます。

どこが良いと感じるか、どの部分を評価するかは、審査員の先生によってわかれることもありますし

「あのチーム、ドロップ多かったのに金賞だった」「あのチームはミスがなかったのに銀賞だった」ということだってありえます。

どうして??と聞かれると「一部分にとらわれず、作品を総合的に判断しているから」という答えになるでしょうか。ドロップ数だけではなく、身体の使い方の質や作品のコレオ、全体完成度や難易度などをすべて加味した上で出てきている審査結果だということですね。

 

同じように採点競技であるフィギュアスケートのように、プロトコル(採点表)があり、それが誰でも見えるところに公開されていれば、、審査や出てくる点数に対する疑問も少しは解消されるかもしれませんが、なかなか難しいのだろうと思います。しかも、フィギュアスケートだと大きく3つに分けた得点のパートを、それぞれの専門家が担当して判断しているようです。バトンの場合、審査員の先生は全てを一人で見極めて判断し、瞬時に点数を出さなければならないので、とても大変だろうと感じます。

 

点数や賞の色ばかりにこだわっていた時期もありましたが、今は、同じ部門であっても、人数も色々。レベルも色々。作風も色々。この多様性が受け入れられるのが、バトンの良い部分だなと強く感じます。

 

運営側がそれを思うだけではなく、選手側もそれを感じてほしい。他のチームの良さを見て、応援し合ってほしい。その「良さ」は、バトンのスキルのことだけではなくて、色々な部分の「良さ」なんです。横の繋がりがほぼ皆無の業界ですので、その思考を変えていくためにも、今回の合同演技には大きな意味があったと感じています。所属の壁をこえて、皆でバトンを楽しもう!という原点ですよね。

 

 

理想は、参加団体が偏ることなく、参加33団体の全てがこの企画に興味を持ち、関わりを持ってくれることです。実現するためには、きっと地道な種まきが必要なのだろうと感じます。(まずは指導者同士が横のつながりを持つことから・・・)

 

今回、関係7団体のうち、ソレイユだけが銀賞でした。

形に残る結果だけを見ると「残念」だと感じるかもしれませんが、大切なのは、ここに至るまでの過ごし方。どうやって道を歩いてきたかが大切なので、結果が金でも銀でも、それは大きなことではないと思っています。

 

 

もちろん、メンバーにとっては「金賞」のほうが嬉しいことはわかっていますが、その色だったからがっかりする必要はないよ、と声をかけてあげたいのです。

これはソロコンテストでも同じ。どうやって本番を迎えたか、その道のりを一生懸命歩いたのなら、金でも銀でも銅でも、胸を張っていいのです!(^^)!

 

私がソレイユのメンバに、「胸を張って!」と思うのには訳があります。

 

驚かないでくださいね。彼女たちのレッスンは、月にたったの2回。それも1回のレッスンは2時間だけ。

振付を始めたのが4月末だったか、、

私が見ているチームの中では、ダントツにレッスン回数が少ないのです。

 

忙しい中高生たちですから、定期テスト前や学校行事、修学旅行や色々なこと、、でなかなか人数が揃わないことがあります。私も意識をして、振付速度はおそらく指導チームで最短にしていますが、それでも限界はあります。

 

 

色々なハンデを乗り越えて、あの少ないレッスン回数で、あそこまでの演技はなかなか出来ないと思うんですね。

やるかやるまいか、最後まで迷っていたツースピンの場面も、みんなの力を信じて任せるからね。思い切ってやってね!の言葉をそのまま受け止めて、見事その場面はノードロでした。

その他にも、苦労していた部分、何度も確認した部分、それらがフロアで美しい形で実施されていくのを見ていると、、それだけで胸が熱くなります。だから、私の中ではソレイユもピカピカの金賞です。

 

どのチームも、練習から見ていると、ミスが出やすいところがわかってきます。

 

ドロップミス、フォーメーションの乱れ、崩れやすい形、悪い流れが続く時、、チームや個人の弱い部分を見ているからこそ、その場面がまとまった時は「本当に頑張ったね・・・!」と心が震えます。残念ながらミスが出た部分ももちろんありましたが、本番、手を抜いて踊る子は一人もいない。というのが指導をし始めた時からの私の持論。

 

私自身が現役の頃「本番の演技を見て呆れた」「やる気が全く感じられない」そういって𠮟責されていたよそのチームを見たことがあり、「それは・・・本番手を抜くなんて、絶対にないのに、、」無関係ながらそう感じて、とても胸が痛くなったのを今でも覚えているからなんです。

精一杯やって出たミスなら、それは「良い経験」として受け止めて。

次こそは!!と心に刻み、練習を積めばいいことです。

ミスせずにうまくなるバトントワラーは、きっといないはず。(・・・いたらどうしようww)

 

次は関西大会。その日を迎えるまでに、イベントもたくさん控えています。

バトン以外で言えば、学生さんはこれから運動会や学校行事目白押しの時期ですし、社会人は9月上半期の決算?10月は異動時期だったりもするのかな?

私自身も、空いている土日が全くないほど、忙しい時期が続きます。(このまま年内忙しくなりそうでビビっていますが・・・)

 

タイミングの悪いことに、今年はツグミの運動会と、指導している幼稚園の運動会が重なってしまい、ツグミ渾身のソーラン節は見てあげられそうにないのが残念なのですが・・・こればかりは仕方がないです。

ツグミの応援は、サワや祖父母に頼むことにしましょう(^_-)-☆

 

バトンを続けていて、身についたもの

〇体力

〇超タフなメンタル

〇スルースキル

〇コミュニケーション能力

〇切り替えスイッチ

〇スケジュール管理

 

これを武器に、大好きな推し活も怠ることなく、また頑張りたいと思います!

 

 

 

 

 

 




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