心の軸

心の軸

連休最終日は八幡バトンクラブさんの発表会に寄せていただきました!

 

 

同じ京都で活動するチームとして、いつも仲良くさせていただいています(^^)

また、選手権に出ているメンバーたちは、同世代の選手と交流があったり、普段はなかなか経験できないバトンの世界での横の繋がりもあり、フェニックスバトンチームにとっても、とても身近な存在のチームです!

 

先生のカラーが溢れ、またメンバーみなさんの可愛くストーリー性のある演技に魅了され、あっという間の時間でした!!

 

先生、皆さん、お疲れ様でした!!

 

35周年、長い歴史ですね。

素晴らしいです✨

 

舞台を見ていると、フェニックスもまた発表会やりたいな~!!

そんな思いがフツフツと。。

 

終演後、見に来ていたフェニックスの生徒&保護者さんに

「うちも発表会やりたいなぁ~!」

と言ったら。。

「先生、絶対そういうと思っていました!!」ですって(笑)

 

読まれています( ̄▽ ̄)

 

メンバー一人ひとりにスポットがあたること。どんなレベルの子でも居場所があり、、長くコツコツ続けている子にもちゃんと見せ場があり、、

全ての演技に対して、観客の方からの温かい拍手!

これは、形に残る評価ではありませんが、金メダルや1位と同じ価値があると思います。最大の賛辞、敬意、ですよね。

 

だから、私はバトンが大好きなんです!

スポーツ、アスリートとしての評価。文化芸術としての評価。

どちらも受けることが出来、体験することができます。

 

同時に。。これはバトンをやる上で自身の永遠の課題だな、と思うのですが

「勝つためにやる」

「では勝てなかったら意味が無いのか?」

この問題と常に向き合っています。

 

チームの全国選考、、

個人の選手権、、

今のフェニックスにとっては、とても高い壁です。

どんなスポーツでも同じなのかもしれませんが、「この相手には絶対勝てないよね」

やる前から、その力の差が歴然ということはあると思います。

バトンも同じく。

 

では、私たちはどういった心でそこに向かえばいいのか?

最初から諦めて「どうせ無理やけど、、とりあえず出てみるか」

・・・違いますね。私は、そういった気持ちは一切持っていません。

そんな心であれば、努力の仕方が変わってしまいますから😅

可能性にかけて、最大の努力をする。

チャレンジしてくれるメンバーがいる限り、挑戦し続ける。

そこにはブレない軸を持っているつもりです。

 

ただ、勝つことだけが最優先ではなくて、、

勝負に挑み、勝ち負けの評価を受けると同時に、私たちは「自身の成長」という大きな財産を得ているんだ。

私の心の中には、常にその軸がズドン!!と通っています。

 

勝つから楽しい。

ゲームでもスポーツでも同じです。

そこに楽しさがあるのもよくわかっています。

以前、「勝つ楽しさを知らないから、やめてしまうんですよ」

そう言われたことがあります。

この言葉、言われた時にものすごく衝撃を受けて、以来頭から離れることはありません。

そうか・・・勝つ楽しさ。確かにフェニックスではそれを提供できていないんだ。

妙に納得しました。

同時に、そんな「今はまだ勝つ喜びを与えられないフェニックスに、なぜこれだけのメンバーが集まってくれるのか」を考えました。

やはり、メンバーにとっては「勝つこと」が最優先で唯一、ではないからだと思うんですよね。

 

バトンを通して

楽しい気持ちも、がむしゃらにやる気持ちも、

仲間との唯一無二な時間も、

壁に向かう苦しさも、乗り越えた時の達成感も、

全てが大切な経験であり財産です。

その一瞬一瞬に、一人一人の「成長」があります。

技術的にも人間的にも、必ず成長があります。

メンバー本人も、保護者の方も、そこに正しい理解があるからこそ人が集ってくれるのだろうと。

都合の良い解釈かもしれませんが、そう感じています。

 

永遠の5歳、チコちゃんにも登場するワードですが

「あるのは、無数の解釈。真実とはもっとも有力な解釈のひとつにすぎない」

何のために取り組むか、こういった問題にも正解はなくて

無数の解釈があるのだろう・・・そう思います。

 

競技をやめる勇気を持てなかったばかりに、就職する機会を逃したアスリートがどれだけたくさんいるか。

そんな問題も、某トップアスリートの著書で読みました。

勝たなければ意味がない、勝てないならやる価値がない。

そういった厳しい解釈の中で取り組んでいるトップアスリートはたくさんいます。

なぜか・・・一旦決意して始めた取り組みを途中であきらめることは、どうしても「逃げ」のような感覚にとらえられますが、決してそうではないと思います。

その時の正しい判断、周りからの声は色々あったとしても「これで間違っていないんだ」と思える心

勝った時も、負けた時も。

スポーツをする上で、選手の一番近くにいる指導者が、正しく方向性を示していくことも大切なのでしょう。

 

目標を持ち、可能性にかけ、生徒を信じること

そこに迷いはありません。

シンプルに「勝ちか負けか」「選ばれるか選ばれないか」

この評価を受けた時に、何も残らないで抜け殻になってしまうような弱い心ではなく

そこに対して全力で取り組んだ自分たちに胸をはり、成長を感じられるように。

 

ただ「楽しい」だけのバトンチームにはなりたくありません。

楽しいから勝てないんですよね。そういう周りの声が、心に突き刺さることも多々あります(笑)

 

フェニックスというチームに所属してくれている人の想いを背負っている私には、大きな大きな責任があります。

勝つ喜びを目指すのはもちろん!!

努力して努力して、それが報われる瞬間・・・

想像しただけで鳥肌が立ちます!!

きっと、一言では語れないくらいの感動がそこにあるでしょう。

せっかく集ってくれるメンバーに対して、その「勝つ喜び」を与えられていない私自身の力不足は常に痛感していて

足りないものだらけだな・・・自己嫌悪に陥ることもしょっちゅう。

勝つ喜びを味わいたい!その想いは実はものすごく強いんです(;^_^A

 

同時に、勝つことと同じくらい大切なものは何か。目に見えなくても、それがちゃんと心の軸にあるか。

バトンの素晴らしさ、この競技から得られること、全て。正しく理解できているか。

どんな状況でもそれを見失わずにいられる自分でありたいです。

 

 




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