11/4、第41回バトントワーリング関西大会
無事に終えることができました。お世話になった皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
また、早朝からの送迎・応援をして下さった保護者ご家族のみなさん
私の代わりにメンバーの一切を引き受けて引率してくれたスタッフの先生
見守ってくれたシニアメンバーやたくさんのOGたち
本当にありがとうございました!
全国大会を目指して臨んだ関西大会。
結果、惨敗・・・
全国大会どころか、金賞をとることもできず、信じられないくらい実施が崩れ、涙の大会となりました。
前日だけでなく、普段からドロップミスはほとんどありませんでしたし、正直なところ私も驚きを隠せませんでした。
いったい何が起こったの??そんな感覚でした。
でも、これがジュニアの今の力なんですよね。
冷静に受け止めなければならないと思っています。
よく生徒に言うのですが「できたことがある」と「できる」の違い。ここですね。
思い起こせば反省点ばかりで。
大会後は、一人悶々と反省会・・・今もまだ、その感覚は消えていません。
ふっと間が空くとジュニアチームのことが頭をよぎりますし、なんで形にできなかったんだろう、なんて自分は力不足なんだろう、そればかりです。
ほとんど落とすことがなく
日頃からチームの雰囲気も抜群で
お互いを大切にし、楽しく頑張って練習してきた子どもたち
みんな、力は持っているんです。
それをフロアで形にできなかったのは、この私の責任です。誰でもなく、自身の責任だと痛感します。
無欲の勝利、という言葉があります。
変に「全国行くよ!」なんて意識させなければ、もっと楽な気持ちで臨めたのかな・・・
気合を入れるため、強く願って夢を叶えるため、子どもたちのエンジンをしっかりかけたいから
必要だと思って「全国大会、叶えよう!一緒に幕張行こう!!」と常々声掛けをしていました。
実際、ホテルもおさえていましたし(苦笑)、レッスンスケジュールも頭の中では全て計算していました。
それがだめだったのか・・・いつも意識したことがない目に見えない「勝たなくては」というプレッシャーに負けたのか・・・
しかし、関西大会にかける多くのチームを見ていると、決して「無欲の勝利」ではないんですよね。
みんな必死なんです。それこそ、激戦区をどうやって勝ち抜くか、出来ることはすべてやる!というのが当たり前の世界で、そこと肩を並べて戦うのであれば、やはり自分たちも必死にならなければ。そう思います。
直前に行ったリハーサルでは、手から離したバトンは全部落ちた!といっても過言ではないくらいのドロップミス。
びっくりしたな~(;^_^A(;^_^A今だからこうやって話ができますが、その時は「…」
すごすぎて、かける言葉も見つからない状態でした。
ここでまた、私の反省会。いったい、どういった言葉掛けが正解だったのか??
チームの中心メンバーが大崩れし、大号泣
それを見ているメンバーは、当然不安になりますよね。
「何泣いてるん!しっかりしなさい!」と怒鳴って喝を入れるのが正解だったのか
「出来る出来る~、何泣いてるん~」と軽い言葉でフォローしたらよかったのか
あえて触れずにスルーか
昔の自分なら間違いなく怒鳴って喝!!だったと思います(;^_^A
なんならそこに「情けない!」と付け加えたかもしれません。。
今は、私なりの指導理念がありますので、絶対にそんなことはしませんが。
きっと、正解はないのだと思います。指導者によって対応は異なるでしょうし、、
自分の信念があり、それを曲げずに指導にあたっているなら、きっとそれが正解なのでしょう。
崩れたメンバーも
不安になって涙したメンバーも
本番ミスがあったメンバーも
みんな力は持っている。誰も手を抜いていないし、一生懸命取り組んでいた。
わかっているから、責める人は誰もいません。
しかし
力を本番発揮できないのには必ず理由があり、それを克服する方法もまた、必ずあるはずです。
私は、一年後の関西大会に向けて、「本番力」ということに向き合う覚悟を決めました。
バトンって・・・本当に難しいです。
優先すべきは?技なのか作品内容なのかボディワークなのか
レベルではなく、質を求められる時代なので、何を最優先にすべきかはわかっているのに。
わかっているのに・・・なかなかそこに到達できない。
わかってはいても(;^_^A
最近の私はこればっかり。です。ただの言い訳でしかなくて、自分が情けない・・・
やはり本来の力が出せていない、結果が残せない、それは今のフェニックスバトンチームにとってまぎれもない事実で、私自身の力不足。わかっているから・・・だから自分が悔しく情けなく、どうしようもない気持ちになります。
もっといい指導者だったら。もっと指導スキルがあれば。たらればにはなんの意味もないのに、頭の中は負の無限ループ!!
でも、ここで下を向いていては何も変わりません。
生徒に言うのと同じ。失敗してもいい、その失敗を生かして次また頑張ればそれでいいんやから。
誰も言ってくれないから、あえて自分で言ってみた(笑)!!
夢が叶って歓喜の声を上げるチーム
勝利の円陣、雄たけび・・・
運営仕事のため、ほとんどの演技は見られませんでしたが、その中でも見たチームはどこも素晴らしい演技で。やはり全国大会に行くチームってすごいなぁ。。そんな素人さんのような印象。
その一方、、
思いはあったけれど目標に届かなかった、たくさんのチームがいます。フェニックスバトンチームもその一つです。
悔し涙を流した分、きっと強くなれる。
負けた経験がある人ほど、そのあとより大きく成長できるチャンスです!
指導者として、大切なものは?
指導実績・指導技術・人間性・体力・知力・ネームバリュー、大切なことはたくさんありますが、その中でも「チャレンジし続ける」ライフスキルはもっとも重要かもしれません。失敗しても諦めない!チャレンジし続ける!!
私、切り替えが早いので、すでに来年度の曲選びに入っています(笑)
ジュニアチームに参加した16人、みんなみーんな大きく成長しました!
自分だけが出来ていたらいい、じゃなくて「自分」を「他人」にまで広げる。
しんどい時は助け合い、楽しい時は全員全力で楽しむ(#^.^#)
怒られてもへこたれない、泣いたりしている暇があったら練習する!
これらもまた、大切なライフスキルですね。自然と身についているのが、また素晴らしい!
目標は達成できませんでしたが、取り組んだ期間、本当に幸せでした。
「ありがとうございました」と泣きはらした目で挨拶してくれた時・・・本当に嬉しかったです。
苦労が報われる瞬間です。
こちらこそ、本当にどうもありがとう!みんながフェニックスのメンバーで、みんなが先生の生徒で、本当に良かった!
これからもまた、一緒に頑張っていこうね。