近畿高等学校総合文化祭

近畿高等学校総合文化祭

お話をいただいて、少しずつ動き出したのが6月頃だったでしょうか・・・

実際に曲が決まり、デモテープをいただいて、メンバーと顔合わせをしたのは7月?8月?

とても暑い時期だったことを覚えています。

 

参加校5校、メンバー51人で臨んだ近畿高等学校総合文化祭

昨日無事に終了しました!

運営側でもない、出演者でもない(笑)、いつもと違う形で関わらせていただいた今回の取り組み

本当にたくさんの方にお世話になりました。どうもありがとうございました!!

 

こちらは前日リハーサルの時の写真です。当日は写真撮影ができないので、、

他府県から参加される高校生を、バトンで歓迎しよう!!という趣旨で結成された合同チーム

贅沢なことに吹奏楽部さんの生演奏で演技させていただきました。

私が現役の頃は、パレードなどの機会も多く、イベントで吹奏楽さんとコラボすることも珍しくありませんでした。

特に大学の頃は吹奏楽+バトンということも多くて。

しかし、今は時代のせいでしょうか、、そういう機会は本当に珍しくて、メンバーにとってはこれもまた貴重な機会だったと思います。

初めまして!の後、早速リハーサルをして・・・

終わった後は、即興での交流会♪吹奏楽部さんによる、ミニショーの開催です!贅沢~!!

 

 

合同チームは、演技の1曲を仕上げるだけで精一杯だったので、なんの仕込みもしていなくて(笑)

こういった形の交流、とても素敵だなと思います!

 

いつもは異なる環境で練習しているメンバーが集まり、最初は雰囲気もぎくしゃくしたり気を遣い合ったり・・・

それでも、たった4回の練習の中で、みんなが目的を明確にし、お互い協力しあい、本当に良いチームになったと感じています。思い出すのは練習、そしてみんなでワイワイ遊んだこと(笑)・・・どんな指導者や!!と怒られそうですが(;^_^A、横のつながりを作るのにコミュニケーションは欠かせませんからねぇ。

当日の朝も、5人10組に分かれて、あいうえお作文大会!

本番への意気込みを、あいうえお作文にしてもらい、みんなで発表し合いました。みんなの個性が発揮され、とても面白いものばかり!もちろん、感心するものもたくさんありました(#^.^#)

 

練習初日には、様子見だったメンバーたちが、最後の練習や前日リハーサルには「ここが揃っていないよね」「ここはどうやってる?」「先生、ここ確認してもいいですか」等々、とても積極的に変わっていました。

まさに嬉しい変化!自分たちから・・・中から・・・やろう!とする気持ちが、演技に出ていたと思います。

 

ロゴマークも、チーム名も、メンバーたちが考えたものなんですよ( *´艸`)

 

本番が一番いい出来でした!51人の輝く笑顔、まっすぐに整ったライン、難しいことは一切しておらず、いわゆるバトンの妙技といわれるような見どころもない作品でしたが、伝えたいことはしっかり出せていたのではないかと思います。

自己満足かもしれませんが・・・これが、私が合同チームのみんなにやってほしかった演技!まっすぐのラインを作れるのは、みんなの心がまっすぐだからやで。心からそう思います。たった4回で仕上げたとは思えない、素晴らしい演技でした。

それができたのは、メンバーの頑張りがあったから・・・素直に話を聞き、やってみよう!と努力し、周りを感じて、そして全力を尽くしてくれたからにほかなりません。

観客の方にはどう映ったでしょうか。ハイレベルなバトンではありませんが、笑顔いっぱいの演技、何か心に響いたのならとても嬉しいなぁと思います。

 

簡単なようで難しいのです。人と合わせる。人と協力する。簡単なことに手を抜かない。どんなことでもやりがいをもって全力を尽くすということ・・・

 

学校バトン出身の私にとって、高校生の部活バトンはまさに原点です。

その原点の場所で、大好きなバトンを通して、合同チームの指導にあたれたこと。感謝しかありません。

指導者として日々勉強する中で、こういった機会をいただけたことも奇跡だなぁと思います。スクールや、常に見ている学校の指導とはまた違ったもので、試行錯誤しながらの4回でした。その経験が、私の指導者としての財産になっていくと思います。この取り組みから、バトンの楽しさを再確認しましたし、方向性に改めて向き合うことにもなりました。

 

かけがえのない時期を、大切な仲間と、大好きなバトンを通して過ごせることの奇跡は、実は後になってみないとわからないもので・・・51人には、この経験を大切に覚えていてほしいと思います(#^.^#)

練習のたびにメンバーに言い続けてきたこと、「楽しもう!」「一生懸命やろう!」

合同チームに参加したことにより、51人それぞれ何か感じるものがあったと思います。バトンの楽しさ・やりがい・仲間の大切さ等、少しでも伝わっているといいなぁ。

 

講師の先生からいただいたコメントはどれも嬉しいものばかりで

「気持ちが一つになり、一体感のある演技でした!ONE TEAMを感じました!」

本当にありがとうございました(#^.^#)・・・

 

正直なところ、たった4回、それもあったことのないメンバー51名、どこまで何ができるのか??不安だらけのスタートでしたが、こんなに素晴らしい演技を見せてもらえるとは思っていませんでした。メンバーの持つ力・高校生の可能性、無限大ですね!!

みんな~、また大会などであった時には、気軽に声をかけてね!そして、これからもずーっとバトンを好きでいてください(#^.^#)

 

私からのお礼は、「I LOVE BATON」の缶バッジと、みんなで撮った思い出の一枚。

 

I LOVE BATON!!心は一つですね(#^.^#)私の原点。好きだから続くのです。

 

 

大きく、そして責任のある仕事が終わり、ホッと一息・・・

いつもの偏頭痛と戦いながら、夜は気持ちを切り替えてレッスンへ。

天井の高い体育館での練習は、とても貴重です。常にこの環境があるわけではなく、とてもとても貴重なものだと思っています。生徒たちにももちろんそれを感じてほしいですし、だからこそよりよい練習をしてほしい!そう思ってしまうのは自然の理で・・・その思いが強くなればなるほど、生徒にかける言葉の数は多くなりますし、もっと!もっと!!と求めたくなります。

 

成長に限界はないですし、演技に完成ってないんですよね。たとえノードロップが出来ても、まだその上があります。

ものすごくきれいに踊れたとしても、まだまだ上があります。

完成が見えないから面白いのであって、やりがいがあると(#^.^#)

 

自分でいうのもなんですが、私自身、とても精神的には未熟ですし、頭で考えすぎて心は曲がっていて、あれやこれやと言い訳したがる人間です。そんな人間が人前に立つ仕事をしていてもいいのか??と言われてしまいそうですが、、自覚があるので常に自身を客観的に見て、「正しく生きる」とはどういうことか、を模索しています。

これもまた言い訳かもしれませんが、母親が早くに亡くなったこともあり、真剣に向き合ってくれる大人がいなかったというのも大きいのかな、と。怒ってくれる人、考え方を示してくれる人、アドバイスをくれる人、相談できる相手、心を打ち明けられる大人がいませんでした。母親が亡くなったのは高校生の時ですが、それまでも病気がちで寝ていることが多く、関わりは薄くて・・・父親はいわゆる仕事人間でしたし、祖母は身の回りの世話をしてくれていましたが、精神的な部分まで頼る存在ではありませんでした。多少の悩みがあっても最終的には自分で判断して勝手に進めていましたし、結果的に、「自分が正しい」と。ものすごく自己中心的な人間になってしまったのかなぁと分析しています。

そんな私も44歳になり、仕事上やプライベートで関わってくださる目上の方から、色々なことを学びながら、日々過ごしています。言い訳にはなんの意味もないことも、そこから学んだことのひとつです。

人は「何かのせい」にしたがります。特にうまくいかない時、結果が出ない時にはそうではないでしょうか。

そうしたほうが楽だからかな??少しでも心が救われる気がするから??もともと私も言い訳しがちなところがありますが、今は「言い訳=損・時間の無駄」と考えられるようになりました。

生徒にはしょっちゅう言いますが「ミスをしてもいいねん。誰だって失敗するんやから。そこから次、どうするのか考えて」

失敗や、出来ていない自分を自覚出来ることがまず大切ですね。こんなはずじゃない、本当はできるのに、ではなくて。

ミスは成長するチャンス!自分を改善できる大きなチャンスなんです(#^.^#)それを言い訳で無駄にしてはもったいない!!

 

時間がなかったから、忙しかったから、テスト前だから、これからやるつもりだった、ちゃんと教えてもらえていなかった、、

 

言い訳していても、最終的に何も変わりません。変えられるのは自分自身でしかなく、素直に自分と向き合うことしかないんですよね。。それができる子は、時間がかかっても必ず成長します。素直に指摘を受け入れ、吸収し、自分のものにできるからですね。

逆の場合は??言い訳は自分の価値を下げ、孤立を招き、信頼は失われ、助けてもらえなくなります。

 

言い訳したかったしたらいい。でも、その先にはなにもないよ。厳しいようですが、生徒にはそう言います。そして実は、自分自身にもいつも言っていることなんです。大人になればなるほど、立場がつけばつくほど、誰も言ってくれなくなりますからね(;^_^A・・・

 

合同チームの取り組みでバトンの原点に返り

スクールメンバーとの向き合いで、また大切なことを知り

肉体的にはかなりハードな一日でしたが、とても意味がありました。

 

もう11月も終わり!気持ちを引き締めて、がんばるのみ。




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