正しいもの・大切なこと

正しいもの・大切なこと

バトン熱が高いうちに・・・と、ツグミのバトンは見せる収納で(笑)

これは、ツグミの練習だけではなくて、私が振付を考える時にも大活躍!!

インチは短いんですけれどね。ちょっとした空き時間にバトンをクルクルしたくなるので、そんな時にも便利なのです。

 

ついでに・・・ツグミネタをもう一つ。

天真爛漫・まぁまぁの内弁慶・可愛がられることを知っているほぼ一人っ子次女(笑)であるツグミの、新たな才能を発見しました。それはくじ運の強さ!!

 

 

これ。セブンイレブンでやっている外れナシのくじ引きなんです。

外れナシ、とはいっても、その商品にはある程度のランクがあるのですが、ツグミが3回ひいて、出たのはなんと!!

A賞・B賞・C賞!!つまりは、1等・2等・3等!!すご・・・

まだまだたくさん残っているくじの中で、この当選確率はすごいです。

私にはない才能??やな、、と、妙に感心しました。

ただ、当たるのはいいですが、おかしなものにあたらないように(;^_^A気を付けたいと思います。

 

さて、本題へ。

少し前のニュースで、小学生バレーボールチームの体罰問題が取り上げられていました。

時代の流れもあり、今はこういった話題に世間も敏感になったのに、、いつまでも無くなりませんね。

ワイドショーなどでは、多少大げさな表現も用いられているのかもしれませんが、それでも聞いていると「ありえへん」と思うような内容ばかり。体育館の床に子どもの顔を押し付ける?それが許容される範囲だと思っていた??信じられない・・・しかもそれが学校教育のトップにいる人だなんて。

 

さらに驚くのは、チーム内で保護者が保護者を責める実態があったということです。

ようは、不祥事が公になりチームの活動に支障が出たらどうしてくれるんだ!全国大会目指してやっているんだから、そこは足並み合わせないと!この監督がいないと全国にいけないんだから、摘発なんてしてどうするんだ!ということですね。

いや~。。信じられません。

 

まさにモラルより結果。子どもの心より結果。子どもを犠牲にしてまで手に入れなければいけないものって、何なんでしょうね。

 

それでも、よーく考えると、、こういった保護者の人も、全ては「我が子のため」であり、我が子にかける強い思いが違った方向に走ってしまっているということなんでしょう。。考えると虚しさしかありません。

私が関わる保護者の方も、皆さん「我が子のため」に、バトンに向き合い送迎し、活動にいつもご理解とご協力をくださっていますから。。親ならみんな、同じですよね。ただ、何が「正しいもの」で「大切なこと」なのか。それは指導者が競技を通して伝えていくことだと思うのです。

 

指導者の与える影響の大きさを考えると、責任の重さを痛感します。

 

機会があれば、パワハラの問題や体罰問題に向き合う講習会を聞きに行ったり、研修会に出たりしますが、そこでいつも思うこと。本当に聞かなければいけない人がそこにいない。

そもそもそういった人は、体罰などを間違ったものととらえていない(むしろ必要だと思っている)ので、勉強会や研修会なんて受ける必要がないと思っているんですよ。だから、肝心な人は聞きに来ないし勉強もしない。結局、そこを突っ込む人はいないわけで、いつまでたってもこういったことはなくならないのだと思います。

 

だからといって諦めずに。地道に啓発活動をしたり、声を上げたり、、それしかないのだと思います。

 

バトンという芸術スポーツを通して、多くのメンバーや保護者に向き合う立場にいるので、本当に日々こういった話題に敏感になります。でも、それくらいでちょうどいいのだと。

私がレッスンの見学も動画撮影もOKにしているのは、やはり誰から見てもおかしくない、オープンな場所でありたいからなんですよね。動画をとることで、子どもたちがその場で覚えなければ!!という危機感が薄れるというデメリットもあるかなとは思うのですが(;^_^A、覚える速度はそれぞれですし、いつでも復習ができるというメリットがあります。そして、たくさんの目があることで、指導側もやはりいい意味で気持ちが張り詰めますし、正しい行動をとろうという意識付けになるからなのです。ワンマンな指導だったり、偏った見方だったり、周りがイエスマンばかりだったり、勘違いをしたり、そうなりたくないのです。だから、常に人目にさらされています(笑)それが良い意味で、私を律してくれると思うから。

 

メンバーに対する態度も、言葉使いも、何が「正しいもの」で何が「大切なこと」なのか

子どもたちに言うことは、全て自分に対してのもの

子どもにいうなら、まずは自分がそうなるように努力する

 

子どもたちの気持ちを思い、頑張っていることを認めること

スモールステップを認めること

バトンの技術と同時に、心を育てること

 

このままじゃだめだ、これじゃ良い賞に届かない、これでは本番が・・・と、「結果」を想像して焦ることもしょっちゅうです。でも、そこで自分の気持ちを先走らせるのではなく、常に冷静に。

この子たちに、バトンを通して何を得てほしいのか。それを忘れることはありません。

 

それが「甘さ」につながっているのでは?と言われることもありますが、勝つためにモラルを無くしてはなんの意味もありませんから。

 

指導者には色々なタイプ・考えの人がいますので、それぞれ違いはありますが、フェニックスバトンチームでは、「正しいもの」「大切なこと」を、スタッフ一同常に考えています。お互い学び合っていく姿勢を忘れないように、これからも精進したいと思います。

 




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