ようやくブログを書く時間が取れました。
11月3日に行われたバトントワーリング関西大会、無事に3チーム演技を終えることが出来ました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました!
完全無観客ではなく、保護者の方や関係者に会場で演技を見ていただけたこと、
本当にメンバーにとっては幸せなことだったと思います。
感染対策を万全にして下さった大会運営の方々のご尽力に心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
スクール3チーム、高校2チーム、中学2チーム
関わっている団体が多いので落ち着かずあっという間に終わってしまった一日でしたが
こうしてたくさんのメンバーやチームに関われる現状が、今の自分にとっては最高の幸せだなと。
やり切った笑顔、後悔の涙、たくさんの感情に近くで触れ
そこにあるひとり一人の全力の形を見せてもらいました。今を全力で生きる、それを実感した一日でした。
スクール3チームは結果を出すことが出来ませんでした。
これほどしんどいことはありません。
しんどすぎて食欲も睡眠欲もどこかに置いてきてしまったのでしょうか(笑)
時間は流れていますが、自分の中の生きるために必要なあれこれは止まったまま、そんな感じ!
実は、バトンのことに関して本音を書けるのはブログの中だけです。
誰に話しても、誰に相談しても、聞いてもらっても、
それは結局・・・私の愚痴や泣き言にしかならなくて
自分が崩れている場合でも、グズグズ言っている場合でもないですからね。
演技後に様々な感情から涙を流すメンバーは多いですが
すごくうらやましい。そう思います。
演技をみて、結果を知って、メンバーに声をかけながら、ものすごく涙が出そうになりますが
絶対に泣かない。そう決めています。
悔しい涙は絶対に流さない、そう決めているんです。
それは、常にメンバーに「全力を尽くすことが大切」「やり切ったのなら後悔はないはずだから」
そう言っているから。
結果が伴わなかったとしても、自分の歩みを振り返った時に私は全力だった。
誰からの評価がなくても、自分だけは自分を信じてそう思いたいし、自分を認めたい、
ある意味そこは意地なのかもしれません(笑)
泣く時は喜びの涙を。
全国大会が決まった時、、全日本選手権が見えた時、、
やったー!という喜びの涙を流せるまで、涙は封印。
大切にとっておこうと思っています。
3チームとも、メンバーは全力でした。
私の指導力が足りませんでした。
後悔はしないといいながら、リハーサル後の声掛けが間違っていたのかもしれない
そのせいで本番が崩れたのかもしれない
メンバーの個性を認めるといいながら、それはもしかしたら「甘やかし」だったのではないか
失敗をかばってはいなかったか
できない理由を正当化していなかったか
作品作りはどうだったのか
技の入れ方、内容、曲選び、構成、、間違っていたのではないか
あの時ああしていたら、、もっとこうしていたら、、
たらればが止まらないのも正直なところです。
年齢やレベルだけでなく、バトンへの取り組み方・姿勢・私生活のリズム、何もかもが違う
メンバーたち
その違いを分かっていて、チームを組んでいます。
今更そこに引っかかり、その違いを負けの理由には絶対にしたくない。
バトン本業のメンバーを集めて良い作品を踊るのは簡単です。
そうじゃないから難しいんです。
違いをプラスにしたい、そう思って挑んだはずの大会でしたが
やはり私自身の詰め・考えも含めて甘かったのだと思います。
特にジュニアチームに関しては、練習でも見たことがないくらいの崩れ方で・・・
昨年の関西大会、ジュニアチームは同じように負けを味わいました。
その帰り道、「このままじゃあかん」「チームを年齢でわけて、それぞれの良さをもっとださなくては」
そう誓ったことを覚えています。
昨年までは小学生から中学生まで、同じチームだったんですよね。
でもそれではやはり色々な部分で無理があり、お互いがカバーし合いながらも
大変なことがたくさんありました。
今年、コロナで振り回される中、まずチームの活動をすること自体に批判も多く
それでも、、なんとか工夫をこらし、ここまでやってきました。
昨年誓ったとおり、チームを小学生と中学生で分けて
それぞれの良さ、やりたくてもやれていなかったこと、全力でやってきたつもりでした。
あえて「つもり」とつけているのは、結果が伴っていないから。です。
結果が出なければ、負けは負け。スポーツですからね。
練習のスケジュール、メンバーの気持ちを同じ方向に向けること、熱量を同じにすること
やっていた「つもり」で私は出来ていなかったのだと思います。
これだけやっても全国大会どころか、金賞にすら届かない。
他のチームはもっともっとやっているんだろうなぁ。。
平日にチームレッスンは当たり前、休みはどんな理由であれ認めない、
子どもが体調不良で休むのなら、親が代わりにレッスン動画を撮りに来る・・・
それが整う子・出来る家庭だけがチームメンバーになる資格がある。
難しいですね。
その条件を提示した時に、勇気をもってチームに参加してくれるメンバーが何人いるでしょうか。
正直、自信がありません。
ここが、週末トワラーの限界なのかな。情けないですが頭の片隅から消えたことはなく
それを打ち消すように、常に「方向は間違っていない、これで勝つ道を追求するんだ」
メンタルが弱ってくると、二重人格か??と思うくらい、頭の中で考えがケンカしています(笑)
「勝てないからみんなやめていくんですよ」
「ぬるいスクールにいる生徒は不幸になりますね」
心をえぐる、この言葉(;^_^A、、、
死ぬまで消えないワード、いつも「負け」を痛感した時に思い出します。
週末トワラーなら、楽しいだけでいいじゃない。
なぜ他との勝ち負けにあえてこだわるの?
そういう意見もよく言われます。
答えは一つではありません。
〇たった1パーセントでも可能性があるなら、諦めたくないから。
〇継続することに意味があると感じるから。
〇最初からあきらめたくないから。
〇メンバーの情熱のやり場を作りたいから。
などなど・・・
バトンをしている目的は?といつも自分に問いかけます。
全国、全日本、それは一つの目標に過ぎず、目的ではありません。
人生80年時代、メンバーがバトンに全力で取り組むのは、その中の一体どれくらいでしょう。
そして私がバトンを通して関われるのも、本当にわずかな時間だと・・・
だからこそ、その貴重な時間を選手クラスとしてバトンに打ち込む子には、妥協なく求めますし
経験のひとつ、と考えている子に対しては、無理のない範囲でバトンに取り組んでもらっています。
下記に書く通り、フェニックスバトンチームの目的は明確です。
その中での取り組み方は違って当たり前、その違いを認め合えるからこそ素晴らしいのです。
目的・活動理念は、バトンを通して様々な経験をし、人と関わりを学び、壁が高くてもチャレンジをやめず
諦めずに努力し続ける。色々なメンバーがいるなかで、その違いを認めてみんなで協力する。
忍耐力・精神力・人間力、、それらを身につけてもらうこと。
だから、チャレンジをやめないんです。
目標設定を一つ下げてもいいのかもしれませんが、
それと同時にメンバーの熱量もきっと一つ下がるでしょう。
私自身もそうかもしれません。
「これくらいでいいか」「ここまでできたらもう大丈夫かな」
心のどこかに甘えが生まれます。
そういう環境にはしたくないんですよね。
こういった想い・理想と、実際にやっていることへの矛盾
そこをどれくらい寄せていけるか・・・
永遠の課題です。
全国大会に行けずに泣いている子もいました。
バトンを知っている大人からみたら、ライバルチームのレベルもわかっていて
そのなかで全国大会に行ける可能性はものすごくものすごく低くて
それこそ、やる前から勝負は決まっているのかもしれませんが、
子どもたちにはそんなことは関係ありません。
自分が全力でプレイをして、結果がついてこなかった。
これが正しい姿だと思うんですよね。
ほんのわずかでも可能性があるなら、そこに全力を尽くす!!
全力を尽くしたから悔しいし、涙がでる。ただ、それだけでいいんですよね。
「行けるわけないやん」とか「最初からわかってたやん」
いつからそんな風になってしまうのかな。。年齢を重ねた今、そう感じます。
何才くらいから現実が見えて、「あきらめ」の感情が生まれるんでしょうね(;^_^A
全国大会に行くことを目的にするなら、そういうスクールの門を叩けばいい。
それが正しい道でしょう。
でも、シニアメンバーがいつも言ってくれること・・・
「このメンバーで。フェニックスのメンバーで全国大会に行きたいんです!」
そうなんです。この仲間と、達成したいのです!!
今回、結果はついてこずに自分の力不足と指導力不足だけをひたすら痛感する大会になりましたが
それでもとても幸せだと。負け惜しみでも強がりでもなく、そう思えています。
レベルの高い地域でバトンが出来るから、怠けずたゆまず、もっともっと!と自分を追い込めるのです。
楽に勝てていたら、きっといつか努力を忘れてしまう。私はそういう人間です(;^_^A
去年の負けを今年に生かし
今年の負けを来年に生かし
想い・感情・メンバーの涙、保護者の方のご意見、様々なものを絶対に来年に生かす。
そして、いつか・・・夢を叶える!!
早速「来年のチームのためにソロで力を付けられるように頑張ります!!」
そんな嬉しいメッセージをくれた子もいたり・・・
スタッフの先生、シニアチームリーダー、みんな「次へ!!」進んでいます。
もちろん、私自身も。歩みは絶対にとめません(#^.^#)
体は相変わらず丈夫なので、心を強く鋼のように。必要な厳しさを忘れず。
そして時に柳のように柔軟に。
ティノは、6年生を中心に本当に頑張りました!
それぞれが意見を言えるような環境を6年生が作ってくれて
時にそれは、大人から見ると「時間かかるな~」となってしまいがちですが
小学生のペースで待つ。自分たちの中から出るものをみんなで共有する。
まだまだレベルは発展途上ですが、あの大きな舞台に立てたこと、やりきったことは
何百回の練習よりも意味があり、とても貴重な経験だと思います。財産が増えました!!
ジュニアチームは、みんながとても良い空気感
バトンに触れる回数の違いはありますが、どうかそこを
「マイナス」ではなく「プラス」にしてほしい。
中学3年生の大変さは、中学3年生にしかわかりません。
忙しい部活、受験勉強、塾通い、、中1・中2はまだ経験したことがないのですから。
選手クラスの大変さは、その子たちにしかわかりません。
個人の課題に追われ、重要な場面を任され、出来て当たり前でしょ、という私のプレッシャーに耐え
バトン優先で過ごすことの幸せよりも、きっと精神的肉体的負担が大きいはず。
怪我をした子の不安は、その子にしか。体調が悪い子の不安は、その子にしか。
そしてそれは保護者さんも同じです。
それぞれのメンバーの立場と同じ数だけ、保護者の方の立場もあり
我が子以外のことは、やっぱりその立場にならないとわからないことなんですよね。
全く同じ気持ちは共有できなくても
気持ちに寄り添う。違いを認める。比べたり損得ではなく、その中でまずは自分が
全力を尽くしたか。我が子が全力を尽くしたか。
チームのためにどれくらい真剣に取り組み、その中で何を学び成長したか。
悔しい想い、あって当たり前です。私も悔しいですから。
ちゃんとやれば・・・できていれば・・・たらればがまた顔を出します。
でも、もう戻せない時間です。後悔よりも、次に向かって出来ることを探したい!
悔しさはこれからのソロ、そして来年のチームに全力で取り組むことで乗り越えるしかない!
シニアチームは、当日のトラブル(不可抗力!!)があったものの
さすがの安定感
スタッフの先生も言ってくれましたが、どんなトラブルにも安定して対応できるのは
これまでの人生経験があるからです。
薄っぺらい人生経験ではなく、みんながしっかりと・・・
細かく細かく、地層を重ねるように、素晴らしい人生を歩んでいるからです。
学校生活も社会人生活も、手を抜いていないからなんです。
いい加減な生き方をしていたら、トラブルにあんなに冷静に対応はできませんし
不安を口にしたり不満を出したりする子がいるかもしれません。
私がティノとジュニアに全力で取り組めたのは、シニアをしっかりまとめるスタッフの先生がいるからで
その先生を支えるリーダーがいるから。そして、全力で取り組むメンバーがいるから。
同じ年代でありながら、上手にピラミッドを作っていて
そこにギスギス感・やらされている感、一切ありません。
オープンの他団体と比べると、レベル的には一つ下かもしれませんが
気品があり、清楚で洗練されていて、高い人間力と女性力を持ったメンバーのことを
心から誇りに思っています。
このように・・・
バラバラ凸凹違いばかりのメンバーたち
その中で一つの輪になっているフェニックスバトンチームを誇りに、自慢に思っています。
みんな、チームに取り組んでどうでしたか?
何を得られましたか?
形に残るものは手に入らなかったけれど、目に見えない財産は得られましたか?
仲間の存在は大きかったですか?
自分の居場所がある幸せを感じましたか?
人のために頑張れた自分をほめていますか?
一人ではフロアに立てない、仲間が集まるからチームが出来る。その奇跡を感じていますか?
聞いてみたいな(#^.^#)
笑顔で頑張れるメンバー
見守って下さる保護者の方
応援してくださる関係者の方
素晴らしい人たちが集まってくれて
みんなが大好きなバトンで繋がっている奇跡
これが幸せでなくてなんでしょうか・・・
あとはここに結果がついてくるように
それには私自身の努力と本気、スタッフの先生の向上心、
メンバー自身の責任感と自己を磨き続ける継続力
これらが不可欠です!
私だけの頑張りでは何もできません。
まだまだ発展途上のフェニックスバトンチーム
みんなの力は小さいかもしれませんが、、
集まれば必ず大きな力になる!!そう信じています。