少しずつ暖かくなり、春も目前なのかな??と感じる今日この頃です。
そう思って油断していると、また寒の戻りがあったり、、と
服装での温度調節や、体調管理にも気を遣う時期になってきました。
バトンはオフシーズンがありませんので、通年忙しいのですが
その中でもやはり一番忙しいのは年度末・そして年度初めでしょうか。
会議も多いですし、保険や登録の更新手続き、体育館の年間使用に関する段取り、
お世話になっている各方面への挨拶、メンバー(特に進学や就職など)の春からのこと、
すでに動き出している新年度の行事申し込みなど・・・
考えることは毎日山のようにあります。
でもこれはどんな仕事でも同じでしょうね。
年度末は人の動きも多くなりますし、年末の何倍も気忙しいというか
落ち着かないままに時間がどんどん流れる感覚です。
なんでこんなに時間が溶けるように無くなっていくのか、自分でも不思議なのですが(笑)
そして、私の悪い癖!
忙しい時に限って、ブログを書きたくなるんですね~。
忙しい=考えることが多い=想いに耽りがち
という図式がはっきりしています。
特に今、様々な変化に対応すべく
自分のバトン人生を振り返っているところなので、余計かもしれません。
頭の中で想いがたまると、書かずにはいられなくて(笑)
ブログを書くよりも
DVDでバトン演技の勉強をしたり
一曲でも多く振付を作ったり
そういった実践に繋がる勉強のほうが意味があるのかもしれませんが
私の場合は、こうしてブログを通じて
自分の想いを発信すること
フェニックスならではの活動理念を伝えていくことが
バトン活動への大きな意味を持つと思っています。
今日は年度末発表会にむけての想いや
私のバトン人生の振り返りなどを綴ってみます!
年度末発表会、今年で何回目の開催になるのでしょうか。
そういう歴史をきちんと整理していないので、回数が把握できていないのが残念なところです。
周年発表会がある年は開催しませんが、コロナ禍の時も配信でお届けしたり、
何とかして毎年開催!を目標に続けています。
今年も無事に開催できることがとても嬉しいです(*^-^*)
発表会、と名前はついていますが
【一年間頑張ってきたことの成果を披露して、お互いの成長を喜ぼう!】
【そして来年度の活力にしよう!】
大きな目的は、そこにあります。
メンバー同士で作品を見あうこと
保護者の方やご家族の方に、数多くの作品を見ていただくこと
こういう機会って実は少ないんですね。
イベント出演やコンテストも通年行っていますが
人の演技を見る機会は、意識せずには作れません。
特に、幼児クラス・ジュニア・シニア・ルージュ・選手クラス、、と
活動の方向性が多岐にわたるフェニックスでは
異年齢メンバーの取り組みには触れる機会が少ないのです。
おそらくですが
ジュニアがイベントでどんな作品を踊っているか??
見たことがないシニアメンバーも多いと思いますし
その逆で。
シニアが大会曲以外に、実はこんなに可愛い&かっこいい作品を
踊っているなんて
知らないジュニアもたくさんいるはずです。
幼児さんも
ルージュメンバーも
大切に踊ってきた作品があるのですが
見たことないよ~、、というメンバーも多いかと。
一年に一回だけでも
同じフェニックスバトンチームの仲間を「目で見て感じる」ことは
とても大切で意味があると思っています。
なので
本来であれば、全員がきちんと着席し、落ち着いた状態で
お互いの演技を応援しあえるのが理想なのですが
衣装チェンジなどにもこだわりがありますので、、
なかなか落ち着いて、は難しいんですよね(-_-;)
そこが少し、残念な点ではあります。
ならば
衣装チェンジをやめたらいいのでは??と思われそうですが
これがまた大切で。
衣装チェンジに慣れておくことは
いずれ迎えることになる周年発表会で必ず生きてくるのです。
今、年度末発表会のレッスンで
一番大変なのは「合同演技」です。
ジュニアとシニアの合同。
そして出演者全員の演技。
一緒に練習する機会がほとんどないので
大変なのは想定内だったのですが
中心になってまとめてくれているメンバーには
色々苦労をかけていると思います。
一年間やってきたことの発表会、ですので
新たな取り組みはやめておけばいいのですが
それでもジュニアシニアの合同演技などにこだわる理由は
前述した衣装チェンジと同じ。
こうした関りを持ち、色々な経験を増やしておくことが
周年発表会の助けになると思うからです。
加えて。
異年齢のメンバーの存在を知り、親近感を持ち
仲間意識を高めること
ジュニア・シニアはもちろん
ジュニア同士でも
シニア同士でも
自身がこれから歩んでいくバトン、そして人生のモデルケースを
そこで見つけてもらえたらなぁ、、そんな思いもあります。
年度末発表会では、作品をたくさん披露する予定です!
大会ではなかなか使うことができない、私の大好きな曲もたくさん・・・
好きな曲を使っての振り付けはとても楽しく、幸せな時間です。
そしてそれを大好きなメンバーが
とっても素敵に踊ってくれる姿を見るのは、さらに幸せな時間です(*^-^*)
見に来てくださる保護者の方・ご家族の方・お友達、
お気に入りの一曲を探してみてくださいね!
私のお気に入りは・・・
全曲好きなので♡決められません!!
人の動きが慌ただしくなる年度末
実際、シニアメンバーの中にも
一旦フェニックスを離れるメンバーがいます。
今いる仲間との日々は当たり前ではなくて
とても貴重で二度とない時間なのだと気付かされます。
大切に過ごしたいな。(写真いっぱい撮ろうね~~!!)
最近、某理由から
自分のバトン人生を振り返ることが多いです。
私がバトンを始めたのは中学校の部活動なのですが
その中学に進学したのも、今思えば偶然の導き。
「セーラー服が着たい」という理由は
今思えば「なんちゅ~浅はかさ、、」と思いますが(笑)
リボンの色が「白」と「エンジ」
二つの学校があったんですね。
「白リボン」を選んだ学校で
バトンと運命の出会いを果たし
40年近く経った今でもご縁があるとは・・・
ちなみに「エンジリボン」の学校は
京都でバトンの強豪校です。
もしそちらを選んでいたら、今とは全く違った人生だっただろうなぁ、、
大学進学もバトンによって導かれました。
当時、日本で唯一の「バトン専攻」ができる短期大学に
進学したかったのですが
珍しく(笑)父親に猛反対されまして・・・
バトン技術はもちろん
指導法や衣装作成など
バトンに関することを多角的に学べる場所だということで
とても興味深い学校でした。
反対された理由はおそらく、距離的なものと
新設大学だったことの情報の少なさ故、かと思いますが
普段、私のバトン活動には全く無関心だった父親の猛反対だったので
正直、少し驚いたことを覚えています。
高校2年生の時に母親を亡くしているものですから
進学に関しては全く相談できる人がいなかったんですね。
今のように情報が簡単に手に入る時代ではありませんでしたから、なおさら。
結果的に
中高バトン部先輩の後姿を追う形で
同じ大学に進学し
そこでのご縁がバトンを活かした就職に繋がるとは・・・
バトン専攻の短期大学に進んでいたら
全く違う人生があっただろうなぁ、、、
今、ちょうどサワが就職活動の真っ最中。
その姿を見ていると、自分の昔を思い出します。
大学生の頃の私は
就職については全く何も考えていなくて
「バトンができればそれでいい」
恐ろしいですよね・・・
今、フェニックスの大学生がそんなことを言い出したら
全力で止めにかかりますが(-_-;)
当時の私はそのことに関してなんの危機感も持っていませんでした。
迷いもなかったので、、
そんな私に突然舞い込んだ、バトン活動が出来る企業での就職、というお話
バトンの指導をしたいと思っていた私は、そのお話に少し迷いがあったんですね。
全く知らない世界のことだったので、不安も大きかったように覚えています。
唯一相談したのは、当時、宗教科の教員免許取得のために
教育実習でお世話になっていた母校の先生でした。
「大きな流れが来たら、逆らわずに身を任せるといい。」
「任運自在という言葉があるよ」
そう言っていただいて、迷いがスッと消えました。
それでいいんだよ、と背中を押していただけたようで。
※任運自在とは、物事を焦らずに自然の流れに任せることで
最終的には問題が解決したり、真実が明らかになる。
そういう仏教の教えです。
就職活動をする気がなかったので
リクルートスーツも、カバンも、何も持っておらず
履歴書もまともに書いたことが無く
スーツもカバンも全て友達に借りて、入社試験を受けに行ったこと・・・
この場をお借りしてお詫びいたします(-_-;)
ちなみに、、この時の指導教官は、現在の中高校長先生です(笑)
色々な大きな流れに身を任せてここまでバトンをしてきましたが
いつだって、私は人に恵まれていたなぁと改めて感じます。
バトンがきっかけでたくさんの人と出会い、
楽しさややりがい、喜びを知ったおかげで
歩みを止めることなく、ここまで続けてこられました。
もちろん
楽しいことばかりではなく
力不足は常に感じますし
全否定されているように感じることも
つらいことも
残念なことも腹が立つこともやりきれないことも
何度も何度も経験してきましたが
マイナスの想いに追われてがむしゃらにやるよりは
「自分の道はこれ」
「フェニックスの理念はこれ」と自信を持ち
楽しくバトンに取り組むことのほうが
幸福度がマシマシです(*^-^*)
いつかメンバーにも聞いてみたいんですよね。
バトンをやっていたことで
どんなに素晴らしい縁があった?
どんな最高の瞬間があった?
どんな日常が幸せに感じる??
たくさん聞くことが出来た時
きっと、私がやってきたことは間違えていなかったんだろうなと
実感できるのかもしれません。
年度末発表会、「バトンって楽しい!!」が体現できるように
残り時間、準備もレッスンも一生懸命頑張りたいと思います。
私の人生に、幾重もの彩りを与えてくれているバトンに
感謝の気持ちを込めて!!