関西大会前、最後の練習が終わりました。
ジュニアチーム、シニアチーム。
それぞれ、ここに至るまでかけてきた時間と労力・・・思い起こせば様々な感情がわいてきます。
ジュニアに関しては、メンバー16人ひとり一人の成長が大きく感じられるシーズンとなりました。
技術面だけでなく、人間的な成長。精神面の大きな前進!
京都府大会までは「まずは楽しく、そして自分だけでなく仲間のために!」
関西大会に向けては、その枠をこえて「ジュニア初の全国大会を目指す!」目標は大きく変わりました。
関西は、全国の中でもバトンのトップレベルのチームが多くあります。
その中で比べると、私自身の経験値はとても浅く、、力不足を感じることもしょっちゅうです。
でも、生徒にとってはそんなことは関係ありませんよね。
フェニックスバトンチームが全てで、私やスタッフの指導が全て。
今更言うまでもなく当たり前のことなのですが、指導側には大きな大きな責任があるのです。
できない、じゃなくて、やる。
しょうがないよね、じゃなくて、どうすればできるか考える。
これくらいでいいか、じゃなくて、こだわる。
大切なことを、関西大会にチャレンジしたおかげで、痛感することができました。
直前の変更にもついてきてくれて、前日のハードな練習にも前向きに取り組んで、最後の通し演技は渾身のノードロップ!笑顔も輝いていました!!それぞれが注意すべきことを守り、そして全力でした。
京都府大会から1か月半くらいしか経っていませんが、表情が全く違う。そう感じます。
胸をはり、自信にあふれ、やり切った時にでる笑顔!
今日は朝の1時間だけを高校生チーム指導に行っていました。
その間、ジュニアチームにはスタッフの先生が指導にあたってくれて。
指導内容ややっておくことは私が事前に考えて細かく指示をしておくのですが、安心して任せられるスタッフがいるからこそ、私自身、複数のチームに関わることが出来るのだと思っています。
一人では、到底今のチーム数は見られませんし、、見たとしても絶対に中途半端になってしまうでしょう。
そう思うと、やはり私は人に恵まれています(#^.^#)
高校生チームも、明日は運命の大会。
高校三年生は、全国大会が決まれば引退が延びますが、選ばれなければ明日で引退となります。
レベルの高い大会ですので、かなり高い壁だと思いますが、それでもあきらめずにここまで頑張ってきました。
ハードな勉強と部活を両立してきた自分自身を認めて、ほめて、そして自信と誇りをもって。
明日はフロアに立ってもらいたいな。
高校三年生が作ってくれたベア!
可愛いですね~!いつも身につけているロケットペンダントと一緒に、明日は会場入りしたいと思います。
どちらも大切なお守りです。
ジュニアチームも、全国大会への切符をかけた大切な一日になります。
「全国大会、行けるように頑張ろう!先生、もうホテルおさえたしな~!」
私がそういった時、キョトンとした表情で聞いていた16人(笑)
大会が近付き、、夢物語を夢で終わらせないために必要なことはなにか、それぞれが考えてくれるようになりました。
心が変わると、行動が変わる。有名な言葉ですよね。
一人ひとりの心が変わったので、行動にどんどん変化が出てきました。
動画を見て、気付いたところをみんなで確認したり
中学生たちは、小学生メンバーをいつも以上にひっぱる存在になり
なにより自分自身が意識を高く持てるようになり
中心になってくれるメンバーは、意識をしてコミュニケーションをメンバーと取るようになりました。
小学生も中学生も、以前より積極的に自主レッスンに参加するようになり
時間を惜しんで練習している様子が見えるようになりました。
時間がないので、全員で技練をする時間は徹底的にカットし、それよりも「揃える」ことに重点をおきました。
その代わり、技は個人が課題表で取り組むことにして、、それがこちら。努力の跡が見えます。
これを見ると、今日のノードロは決して「奇跡」「調子が良かった」というものではなくて、達成できて当たり前のものなのだと思います。積み上げた練習は無駄になっていないことを、演技が証明してくれています。
16人の心が変わり、行動が変わりました。
行動が変わり、習慣が変わりました。
休憩時間はひたすらのんびりしていた子どもたちが、さっとお茶を飲み、パッとフロアに戻ってきて練習するようになりました。返事をしたり、声を掛け合ったり、意識をしなくてもできる習慣が身についてきました。
心の持ち方、本当に大切ですね。。
明日はきっと良い演技になるでしょう(#^.^#)
子どもたちにも言いましたが、一番先にあるのは「全国大会出場!」ではないのです。
「絶対に行くよ!」といいながら矛盾しているような気もしますね(笑)でも、一番じゃないんですよ。
大切なのは、自分自身に負けずに全力を尽くすこと。自分のために仲間のために、まっすぐな気持ちで頑張れること。バトンを心から「楽しい!」と思えること。練習したからできるようになった、何かを超えた、そんな自分を誇りに思えること。ありがとうが言えて、人のために動けて、仲間に手を差し伸べられること。それらすべてができる「人間」になること。
それが出来て、悔いのない演技ができて、そこに自然と結果がついてくるのが理想です。
スポーツである以上、勝ち負けはつきますが、他のチームに負けることは恥ずかしいことではありません。
それよりも、自分の弱い心や怠け心に負けるのが恥ずかしいことなのです。有名な詩人の言葉ですが、これは私自身も、ことあるごとに自分に言っています。(できていないことばかりの未熟な人間です・・・)
どうか悔いの残らない一日になりますように!
みんなの事を信じて、フロアでの姿を見守りたいと思います。
フェニックスバトンチーム・ジュニア。ご声援宜しくお願い致します!!