4連休の最終日
第38回関西バトントワーリングコンテスト
無事に終了しました!
長い歴史ですね(#^.^#)
例年6月に行われているコンテストですが、今年はコロナの影響で延期になり・・・
それでも無事に開催できたのは、運営された皆さんの様々な感染予防対策の工夫が
あったからだと思います。
また、参加者もそれにしっかりと対応し、大きな混乱は何もなく無事に大会を終えることができました。
お世話になった全ての皆様に心からお礼申し上げます。
私は審査員をさせていただいていたのですが、久しぶりの大仕事で緊張の連続(;^_^A
それでも、選手が自分に向かって精一杯のパフォーマンスをしてくれる、、
この素晴らしい時間を共有出来ることが本当に嬉しくて
開催の方法は様々だと思いますが、ライブだからこそ伝わることもたくさんあります。
それを肌で感じる一日となりました。
とはいえ、感染リスクがゼロではないことや、これから冬の時期に向かってまた心配も多くなり
各種大会の在り方はまさに今が過渡期だなと感じます。
ライブの良さ、動画の良さ、、どちらも「これだからダメだよね」ではなくて
「こうしたら出来るよね」を探していきたいと考えています。
少しそれますが
バトンを始めてもう30年以上経ちます。
楽しいこともつらいことも成功も失敗も、自分なりにたくさんの経験をして学んだことがあります。
それは、人間には大きく分けて2種類の思考傾向があるなということです。
「ライカー」と「ヘイター」
ライカーは何でも前向きに受け止めてプラスに転換する。
ヘイターは何でもケチをつけて嫌ったり文句を言ったりする。
特にヘイターだな、、と思う人は無意識にそういう思考が身についているのだろうと感じる場面が
多いです。
ヘイターが存在する以上、
自分の発言に対して一定数のマイナス意見が出るのは当然のことです。
どうしたって文句を言われる、アレです(笑)
30年以上の経験が「そこでグチグチ悩むのは違うよ」と自分に教えてくれました。
もちろん、建設的な意見であれば真摯に受け止めて改善したり、自分なりに学びとしていますが
特に形式が今までと変わったり、新しいものを取り入れたり。
人間は変化に弱いですからね、、
バトンを通して、私はライカーでありたいといつからか思うようになりました。
おそらく若い頃は「自分が自分が!!」という我も強くて、怖いものなしだった部分もあり
思い返すと恥ずかしいような情けないような・・・
それは知っている世界が本当に狭くて、その狭い世界の中では自分が一番正しいと
思っていたんですよね。世間知らずって恐ろしい・・・
今は何に対しても、どんな出来事にも、人に対しても
穏やかで前向きに受け止められる人間でいたいと思っています。
受け止めるところまではできます。受け入れるかどうかはまた別の問題です。
バトンでこんなに色々なことを学ばせてもらって、、
奇跡の出会いだな、と大げさではなく思います。
コンテストの話から逸れてしまいました(;^_^A
今回はコロナ感染リスクもあり、関係団体からの参加者は少なめでした。
金賞、銀賞、いただいた賞もそれぞれです。
しかし見るところはメダルの色ではありません。
その金賞をとるまでの道のりはどうだったのか??
たくさんたくさん練習して、、銀賞の悔しさも経験して、、
それでもあきらめずにトライした金賞。そういう子も実際います。
リベンジしたけれどうまくいかず、今回も銀賞だった子もいます。
「1本しか落としていないのに」「自分では出来たと思っていたけれど」
「最後の大技はとれたのに」
その事実で終わるのではなく、なぜ銀賞だったのか、、
バトンのパターンは正確だったのか
ボディーワークに甘い部分があったのではないか
何をなおして次に向かうべきか
それをしっかり振り返ることが大切です。
取れたか取れないか、ではなくて質を求めていかなくてはなりません。
わかってはいても、それがなかなか難しい!!
審査をしていて感じることですが
やはり質のいい選手は「正しい練習を積んでいるな」そういう印象があります。
流して踊る練習では、この質は身につかないな。。と。
目には見えるものなのに、選手にはなかなか理解がしにくい「質」
厄介ですが(;^_^Aこれをわからせて練習に結びつけるのが、指導者の大きな使命だと感じます。
フェニックスもシュシュも質が低い・・・
残念ですがそう感じることも多いです。それは生徒に「質」の大切さを伝えきれていない
指導者側にも大きな原因があると思います。
まだまだ勉強!まだまだ成長!!
何かで読んだのですが
「やれば上がる。やらなければ上がらない。これは絶対に変わらないこと」
当たり前のようで、心にものすごく残りました。
「練習すればうまくなる。しなければうまくならない。これは絶対に変わらないこと」
すこし言い換えて
「質の良い練習をすればうまくなる。質の悪い練習をしてもうまくならない」
これですね。言われ続けて、ずーっと言われ続けてきた言葉!!
生徒にもしっかり伝えていかなければ。
そして生徒自身も勘違いしないことが大切。
「先生が悪い」「環境が悪い」「審査員が悪い」「このスクールじゃだめ」
「仲間が悪い」「教え方が悪い」「望みを聞いてもらえない」
「思い通りにならない」・・・
何かのせいにしたくなるけれど、
今出来ないのは全部自分のせい。誰かや何かのせいにするのではなく
自分としっかり向き合うこと。
お互いの信頼関係がなければ、物事は成立しません。
違うな、、見た目成立するかもしれませんが、それはうわべだけのもの。
私は、自分の大切にする生徒とはうわべでなく心でしっかりと繋がりたいと思いますし
そのために信頼してもらえるような行動をとらなくてはいけないな。
今日から、チームレッスンが再開します。
関西大会は11月3日。
周りに感謝し、心で繋がり、お互いしっかりと責任&自覚を持って
大切に日々を過ごしていきたいと思います。