出来ないことを取り上げて嘆くのは
なんの意味もないことです。
そのパワーがあるなら
出来ることを探す方が幸せです。
どちらにしたってパワーは使いますから。
自分の選択や考えが正解かどうか
それはわからないです。
わかるのはそうですね、、
きっと、ずーっと先?
「あの時の選択は間違っていなかった」
と思える時が来るのかな。そうぼんやり思っています。
ただ一つ、自信を持って言えるのは
一生懸命、真面目に、真摯に取り組んでいれば
それを見てくれている人が必ずいる。そういうことです。
助けてくれる手、声、、
「私でよければ」
「出来ることがあるなら」
この難しい状況に限らず、いつも私の周りにはそういう温かさがあって
ここまでバトンを続けることが出来ています。
私自身には大した力はないのですが、自分なりに一生懸命、やってきた。
人との絆を大切にしてきた。
胸をはれるのはそこだけ、です。
先週末のこと。
全く体育館が使えない私たちのために
お寺の本堂、良かったら使ってください!
そんなありがたいお申し出をいただいて、、、
ティノメンバー、本堂で久しぶりの再会!
とても意味のあるレッスンができました。
仏様に見守られながら
子どもたちが一生懸命練習する様子
このレッスンで得られるものの大きさ!!
子どもたちは気付いているでしょうか。
振付を確認したり、揃えたり、という
技術的なことだけではないのです。
当たり前なんてない。
厳しい状況におかれる時だってある。
それでもあきらめる必要はないんだよ。
出来ることを自分たちで探すんだよ。
言い訳をしてはいけないよ。
上達できるチャンス、続けられる工夫、
無限にあるんだよ。
気付いてほしい。そしてこれからの人生の糧にしてほしい。
バトンだけではなく、人生全ての場面で、きっと生きてくるから。
どんなことだって、うまくやりたいよね。
勝ちたいし、いい成績をおさめたいと思うでしょう。
みんなそうだよね。
神社やお寺で手を合わせて
「お願いします、勝たせてください。」
「お願いします。うまくいきますように」
でもお願いするだけ、手を合わせるだけ、祈るだけではダメなんだよ。
そこに向かって努力することが何より大切なんだよ。
住職さんがわかりやすく、丁寧に、子どもたちに語り掛けてくださいました。
コロナ禍でなければ、こういった状況は生まれなくて
辛い体験・厳しい時期から学ぶことの大きさを痛感します。
私自身にも言えること。
地域によって使える体育館もあり
私たちのように全く出来ない地域もあり
練習の格差、いわゆる教育や経験の格差が生まれる。。と
ネガティブに捉えてしまいがちだったのですが
今はどちらかというと、この状況にどうやったら勝てるか?
闘志がみなぎるというか、、やってやろう!という感じです。
動画と公園レッスンだけでも(笑)
ここまで成長できるんだ!って。
実際、そうやってうまくなっているメンバーがたくさんいます。
努力を積み、諦めない心を保ち、動画を撮って送ってくれます。
身をもって、その子たちが「可能性は無限大」を証明してくれています。なんと素晴らしいことでしょうか。
体育館が使えない立場、
言い方が適切かどうかはわかりませんが、立場的に弱者になって、はじめて見えてくるものがあります。
優位に立っていると見えないことがあって
今までの自分はどうだったのか、怖くさえなります。
当たり前に胡坐をかいていなかったか
傲慢になっていなかったか
何とかなるやろ、と軽く考えていなかったか、、
結果がでるコンテスト、金・銀・銅、というメダルの色ももちろん気になりますが、大切なのはそこまでの道のりなんです。
もし銅賞だったとして
「体育館なかったし、しゃーないやん」
と言い訳するのと
「こんな中でも、自分が考え付く最大限の練習をやりきったし、後悔はない!」
と思えるのと
どちらがその先につながるか
明白です。
言い訳するくらいなら、チャレンジしなければいいのですから。
今回も
「本人が納得のいく演技ができるよう、全力でサポートします」という保護者の方がおられます。
「一回でも多く経験を積んでほしいと思っています。」
「時間や体調の管理は、親が責任をもってやります」
「本人が好きでやっていることなので、見守っています」
そういった言葉を聞くたび、私は心の中で頭を下げます。
ありがたい、、本当にありがたいことです。
出張レッスンも、zoomレッスンも、保護者の方の協力がなければ成り立たないものです。
メンバーの頑張り、保護者の方の子どもを思う心、そして私やスタッフの先生の情熱。
今こそ、トライアングルをきれいな形に整えて
しっかり心と手を繋いで
本番までラストスパート、頑張りたいと思います。