あけましておめでとうございます。
お天気も良く、穏やかなお正月ですね!
みなさまも良いお年をお迎えのことと思います。
昨年もたくさんの方にフェニックスバトンチームを応援していただき
支えていただきましたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。
振り返ると、関西大会が終わるまでは
施設の使用制限に振り回されたり
張り切って用意していたイベントが直前で中止になったり
思い通りの活動がなかなかできずに苦労した一年でしたが
それでも、みんなの想いが集まってバトン活動の歩みを止めずに進めたことは
嬉しく誇らしく、フェニックスバトンチームにとって一つの大きな自信になったと。
そう思います。
私自身はそれこそ、、必死でした。体育館の確保。そして練習の段取り。
なりふり構わず、必死に走り回った一年だったように思います。
今年はどんな一年になるでしょうか。というよりはどんな一年にしたいか?
目標を大切にしながら、常に一年後、二年後、五年後、十年後・・・
目の前のことはもちろん、将来に向けての必要な行動を取っていきたいと思います。
まずはブログのマメな更新が課題でしょうか。
FacebookやInstagram、アメブロで手軽に済ませてしまうことが多くなり
こちらの長いなが~いブログになかなか手が付けられず。
そして、趣味で書いているオタクブログとのテンション切り替えが難しく(笑)。
※この瞬時の切り替えも、頭の訓練だと思って取り組みます!
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて。
12月27日に行われた
第16回京都府バトントワーリングコンテスト
第12回京都府バトントワーリング選手権大会
無事に終了しました。
理事長が「長年やっているけど初めて・・・」
と言っていた、会場の停電
青ざめました・・・
どうするの、この状況。
もう選手権の選手も入ってきているし
動画審査が始まるまであとわずかな時間しかありません。
審査員の先生方には、暗い中、手元にライトをあてながら審査していただき
暖房もつかず、電気の通っているトイレもすべて使えなくなり。
駐車場ゲートもあかず、入庫できない車が渋滞し
選手は車を降りて坂を歩いて上ってくるという事態になりました。
前代未聞、まさかの想定外トラブル。
そんな大きなダメージを、何とか乗り越えて・・・
復旧まで耐えるしかありませんでしたが、それでも当日のうちに復旧してくれてよかった。
ホッと胸をなでおろしました・・・
今大会から、京都府バトン協会は
運営体制の若返りを目指して行動を起こしたのですが
そういった協会の意図をしっかり汲み取って
フェニックスバトンチームからも、たくさんのスタッフ・シニアメンバーが
協力してくれました!
年末、そして平日という難しい日程にも関わらず、
たくさんのメンバーが協力してくれたことには感謝しかありません。
協会運営の仕事は、決して強制ではありません。
正直なことを言うと・・・
京都府バトン協会、たくさんのバトンスクールや学校団体がある中で
一つの大会にこれだけの運営人員を出しているのはフェニックスバトンチームくらいです。
一人も出していない団体もありますし、
主催の先生だけ、という団体もたくさんあります。
決して強制ではないのに、なぜこれだけ協力してくれる人がいるのか。
ひとえに、フェニックスメンバーの意識の高さ。
周りへの感謝の心。自分が役に立てることは何か、それに対して損得を考えない人間性。
ここですね。
大会があり、お金を払えば出られる。
確かにそうなのですが、それだけではないんですよね。
それを運営していくこと、裏方作業がどれだけ多いか・・・
自分が選手としてフロアに立てる、そのために
どれだけの後方支援の手があるのか
考えられる人と、そうでない人と。
その心の幅の広さは全く違ってくると思います。
今までの先輩たち、フェニックスOGが当たり前にそういうことをしてくれていたおかげで
今のメンバーも、運営に協力したり、当日出られなくても違う形でサポートしたり
ごく当たり前、普通のこととして気持ちよく力を貸してくれるのです。
今ジュニア世代で大会に出ているメンバーも
そういった部分を少しずつでも、心に刻んでほしいなと思います。
「感謝しなさい」という強制ではなくて
姿を見て、自然に学んでくれるのが、最大の理想です。
誇らしいこの姿!
司会・進行・音響、全てフェニックスのメンバーが
しっかりと務めてくれました!
もちろん、私もいつも通り全力で運営サイドの仕事をしますが
今回は「ささやき女将」に徹して(笑)出来るだけ若いメンバーに仕事を渡すように
意識していました。
いつまでも自分が健康でこの場にいられるとは限らないし
自分がいて、若い人たちの経験の場を減らしたくない。
失敗してもいいから、どんどんチャレンジしてほしい!
積極的に学び、経験し、そして成長してほしい!
私自身、小さなキャパしか持たない人間ですから仕事の抱え込みはしたくない。
フェニックスの仕事も、協会の仕事も、同じような意識です。
初めてのことも多く、準備が足りなかったことや、もっとこうしたら?ということは
もちろんたくさんありますが
それでも、やってみなければわからないことが山ほどあって。
経験は、何よりの財産だと・・・
そして、いつも思うのです。
このシニアメンバー層の厚さが、フェニックスの一番の強みではないかな、と。
毎年、チームを迷わずに組めるほどの人数が所属してくれていますが
バトンを専門にしているスタッフ・メンバーは一人もいません。
それはマイナスではなく、私の中ではプラスで。
やはり、社会に出て、一般的な社会経験を積むことの大切さ。
それがわかっているからこそ、
スタッフにもメンバーにも、家庭や仕事での居場所を大切にしてほしいですし
その形を維持したまま、バトン活動を続けていけるように
仕事内容の効率化や連絡の取り方などは、もっともっと工夫が必要かなと思います。
バトンから離れた時、他のことが何も出来ない・・・では困ってしまいます。
だから勉強も。仕事も。家族との時間も。家庭のことも。
大切にしてね、おろそかにしないでね、と常々伝えているつもりです。
(お手本になるべき私がバトンしかできていないのは、大いに反省しながら・・・)
色々なことを投げうって、それこそ家庭も自分の時間も犠牲にして
真夜中にメールやFAXの応酬、何時間も続く電話、、
大晦日もお正月もなくパソコンに貼りついて
なかなかOKが出ない資料を何度も修正した辛い思い出(もちろんそれも大切な経験)
部屋いっぱいに広がる紙の資料に、自宅を占領していく協会の荷物
どれだけやっても、周りからは「好きな事して気軽でいいね」と言われ(笑)
どれだけやっても結果を出すことは出来ず、ひたすら指導をいただく日々
特に、関西や全日本の仕事はキツくて、「もうやめたい」と何度思ったことか。
経験の浅い私でもそのような思いをしていたので
重責を担っている他の先生方のご苦労はもっともっと、、だと思います。
そうやって、ある意味特殊な環境でバトンに打ち込むのは、もう私の世代で終わりにしたい。
「私たちの時代は・・・」「もっともっとキツかったんだから」
言いたいのはそんなことではなくて
今の時代にあった形。これからを担う、若い世代がバトンに取り組みやすい環境。
私たちと同じことを求めていたら
少なくとも、フェニックスではそれを引き受けてくれる人はゼロになるでしょう。
バトンオンリーではなくて
何かとの二足三足のわらじ大歓迎!
主婦・社会人・子育て・介護・自営業、、、
様々な形の人が、自分の出来る形で、力を出し合って、そしてバトンの火と情熱を絶やさないように。
「だからダメなんでしょ」って言われたくないし、言わせたくないです。
中途半端だからダメ、打ち込むから何かが生まれる。
確かにそうかもしれません。
全国大会を目指して取り組んでいると、「負けた」時にいつも感じるんです。
あぁ、ここにかけてきた時間・費用・努力・情熱・経験、、全てのことで私たちは負けたんだなって。
週に一回バトンを持つチームと
週に七回バトンを持つチームと
そこの差を埋めるには、まだまだ色々なものが足りないんだな。そう痛感します。
差はやる前から歴然です。
じゃぁ、諦めたほうが楽?もっと違う楽しみ方がある??
それもまた違っていて。
選手権レベルの人が集まらないと全国大会にいけない?
世界レベルのコーチが振付しないと全国大会にいけない?
そんな競技、面白くないです。(すいません、あくまでも個人的な意見です)
楽しみながら。普通の生活・学業・バトン以外の経験、色々なことを大切に守りながら
自分たちの出来る努力を全力でして
そして「ここまで出来るんだ!」「夢は叶うんだ!」を感じたい。その一念なんです。
その一つが、今回のソロコンテストチャレンジ。
フェニックスの課題である、一人一人が正しい基礎力を身につけ
ソロ技術の向上を目指すこと。
ジュニアもシニアも強制はしていませんが
その必要性を感じている人は積極的にチャレンジしてくれました。
やっぱり、細くてもいいから継続することが大切です。
出来るようになるまで、ものすごい時間と労力を使いますが
やらなければ、出来なくなるのはあっという間で・・・
本当に怖いな、と。私自身は何度もそれを体感しているので
休むことが怖いんですよね。
動画審査だったので、現場でのコンテストよりは少しハードルが低かったかもしれませんが
それでも、出るからには練習を積まなければなりません。
バトンは一夜漬けではうまくなりませんし、どんなに直前だけがんばっても
結局は付け焼刃というんでしょうか、、安定したものとは程遠い演技になります。
今回チャレンジしたからこそ
「練習を始めるのが遅かった」「もっと計画的にやっておくべきだった」
という反省も、自己の中から生まれますし
「大変だったけどチャレンジしてよかった」「苦手を克服できた」「バトンと向き合う時間が自分にとっての財産」
という気付きや自信も、生まれてきます。
運営と同じ。指導と同じ。プレイヤーとしても、やはり経験が何よりの財産です。
単なる習い事の一つで
あまりメジャーではないアマチュアスポーツではありますが
一つのことをコツコツ長く続けられる根気!
高いな~!と感じる壁に黙々と淡々と向かい合い、積み上げていく精神力!
できるようになるまで諦めない強い心!
出来た!を素直に喜べる美しい心!
バトンで得られるものはたくさんあります。
これは、長い人生を歩む中で、必ず自身を助けてくれる武器になります。
人生80年、そのうちバトンを持っている時間は?
わずかな年数かもしれませんよね。
でも、今の経験が、必ず色々な形で生きてくるのです。
プレイヤーとして
スタッフとして
指導者として
OGとして
保護者として
バトンへの関わり方は様々で
「演じる・支える・応援する」
この3本柱が整い、良いバランスで作られるトライアングルが
私は大好きなんです。
それを信じて、バトンの魅力を感じて、これからも全員が
コツコツ積み上げられるように。
他のスクールや団体にはない、フェニックスだけのカラーをしっかりと打ち出せるように
今年も頑張っていきたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします。