先生の想い

全日本選手権

3月25~27日

丸善インテックアリーナ大阪にて

バトントワーリング全日本選手権が開催されました!

 

 

えー、さも関係者のような書き方をしていますが

生徒は誰も出場しておりません(;^_^A

私とスタッフの先生、シニアメンバー、OGメンバー、

合計5名で、裏方スタッフとしてお手伝いしてきました!

 

早朝からの仕事ということで

私は初の二泊大阪・・・

小さい子どもがいるのにありえない!というお声も聞こえますが

わずかな睡眠時間で、三日間高速を走るのが怖くて怖くて

(誰か横に乗ってくれているとまだいいのですが・・・)

今回は、サワツグミ、そして実姉や両親に迷惑をかけながら

泊まらせてもらいました。

おかげで体はかなり楽・・・

 

実はその三日間の間に、ツグミのバレエ発表会もあり(;^_^A

リハーサルに不参加&本番が見られない

そしてシニョンやお衣装の用意もサワ任せという

恐ろしい事態も引き起こしながら

 

助けてくださった皆さんに感謝しかありません。。

そして何より、いつも「大丈夫やで~」といって

私を送り出してくれるサワとツグミにありがとうを伝えたいです。

 

 

 

私自身は三日間選手受付のお仕事をさせていただき

直接、選手と関わる部署だったのですが

本当に感心することがたくさんありました!

 

全国から集まってくる選手たち、初めての大阪の土地、という方も多かったと思います。

選手も、引率の方も、どこか緊張している様子がわかったのですが

小さなジュニアの選手でも

「よろしくお願いいたします!」と受付表をきちんと両手で渡してくれたり

「ありがとうございます!」と目を見て挨拶してくれたり

足を止めて挨拶してくれたり

うわ~、すごいな~、と。。

引率の方も、比較的ベテランの選手ももちろん同じく。

感染対策を徹底するために、もう、しつこいくらいの検温と消毒

要請するのも申し訳ないなぁと思うくらいなのですが

嫌な顔や迷惑がる人はゼロ!

きちんとソーシャルディスタンスを保ち、

順序良くこちらの細かい指示に従っていただき

3日間、本当に気持ちよく仕事ができました。

 

社会的にそういったことが一般的に根付いてきたからとはいえ

やはり気持ちが焦ったり、慣れていないことに不安になったり

そういうことが立ち居振る舞いに出てもおかしくない状況ですが

さすが全日本選手権ですね!

選ばれてくる選手は、演技だけでなく

そういったマナーや礼儀の部分でも一流なんだなと感じました。

選手権への挑戦は、こういった部分の成長にも繋がるんだなぁ、、と

ジュニアの選手を育てている身としては、学びにもなり

大変なことも多いですが、やはり経験って大きいんだな、と。

 

二日目はプレゼントしていただいた最推しステッカーに励まされ

 

 

ホテルでチルドリンクと最推しのアクスタに癒され

 

何してんねん!って思われそうですが(笑)

ちゃんと仕事しましたので!!!

 

 

それと、嬉しいことがもう一つ。

 

今回、私ともう一人以外のメンバーは、3人で別部署だったので

仕事の様子が全く見られなかったんです。

一緒に泊まっていたので

「そっち、仕事どんな感じ?滞りなく出来ている?」と

様子を話で聞くくらいしかできなかったのですが

 

大会後に、わざわざその部署の部長先生から

とてもとても嬉しいLINEをいただいたんです。

嬉しいのでこちらで紹介させていただきますね。

 

↓↓↓↓↓

 

先日の全日本選手権では大変お世話になり、ありがとうございました。

フェニックスからお手伝いいただいたみなさんには

大会中、本当によく動いてくださり感謝しております。

 

柔剣道場からメインアリーナに、選手を時間通りに送るという

大切な仕事をご理解いただき、導線や流れも工夫しながら

惜しみなく働いてくださり、本当に感謝しております。

 

滞りなくオンタイム進行が出来たのも

先生方のお仕事のご貢献がとても大きいと思っております。

感謝の気持ちをお伝えしたく、真知子先生にLINEさせていただきました。

またのご縁がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。

この度は本当にありがとうございました。

返信のお気遣いは不要です!

 

↑↑↑↑↑

 

このLINEを頂いた時

大げさではなくて、嬉しく誇らしく

なんだかとても・・・心がふわっとなるような。

新しい感情とでもいうのかな、、

 

自団体のメンバーが出ているわけでもなく

利益があるわけでもなく

完全に「心」で動いて仕事をしてくれている

そんなメンバーに、頭の下がる思いがして

損得で考えたら絶対に動けないことです。

 

プレイヤーとしてだけでなく

支える側として、バトンに関わる。

簡単なようで、やっぱり気持ちがなければ出来ないことなんですよね。

「やってもらわないと困る」「順番に担当して」とか

私から言ったことは一度もないんですよね。

それでもこうして手を貸してくれる人がいて

外部の先生方から、こうして高い評価をいただいて

一人ひとりの人格の素晴らしさ・・・

そしてこれがフェニックスのメンバーなんです!という誇らしい気持ち・・・

 

今回のお手伝いは、私を除いて4名でしたが

いつも同じメンバーというわけではありません。

年度末で大忙しの時期ですしね。

タイミングが合えば、他のメンバーも運営や引率に参加してくれますし

フェニックスの中では、協会の大会運営に協力することや

大会やイベント、講習会などに積極的に参加することは

当たり前の感覚なんですよね。

 

大会に参加できればそれでOK、というのは

自分のことだけしか考えていない行動です。

参加する時、どれだけの後方支援の手があるのか

それを考えたら、立場を変えてサポート側に回るのは

当たり前の感覚だと、私は思っています。

大会に出られるのは当たり前ではなくて

そこに関わるたくさんの方の「おかげ」だという感覚がわかると

自然と運営の方には頭が下がりますし

「おかげさまで」「ありがとうございます」という気持ちになり

それが行動にあらわれます。

 

私が協会の仕事に微力ながら精力を注ぐのは

自分が今までお世話になり、ここまで育てていただいたバトン協会や

たくさんの先生方に恩返しをしているような感覚で

同時に、、

生徒がお世話になっています。これからもよろしくお願いします、そんな感覚。

併せて、大好きなバトンがたくさんの人に知られて、愛されて、そして育っていけばいいな。と。

色々な思いがあるんですよね。

 

 

今回、部長先生からいただいたLINEでしみじみ思ったことがあります。

「お願いします」が言えても

「おかげさまで」「ありがとうございました」が言える人は

案外少ないんですよね。

自分が困った時、何かしてほしい時に

「お願いします~!!」はよく聞きますが

それに対しての「ありがとうございました!おかげさまで無事に終わりました!」

実はこれのほうが何倍も大事なのに。案外、忘れられがちじゃない?と

自分の中でもドキッとする感覚でした。

 

キチンとお礼を言える人間になっているかどうか、

今一度自分を振り返るいい機会になった全日本選手権

次回は浜松です!!

さぁ、、今度は絶対に引率で行きたい!!

選手クラスメンバー、頑張りましょうね~!!

 

 

お手伝いしてくれたみんな、どうもありがとう!

これからもまたサポートよろしくお願いします(#^.^#)


年度末発表会

4月!爽やかなお天気でのスタートは気持ちが良いですね。

 

少し前ですが

2021年度の年度末発表会を開催したので、その思い出を

ブログに書き残しておきたいと思います。

 

2年ぶり?の有観客の発表会ということで

私はもちろん、スタッフの先生方も、メンバーも

喜びと同時に気の引き締まる思いで当日を迎えました。

 

限られた練習回数、しかも練習参加を自粛せざるを得ないメンバーも出て

予想よりかなり厳しい状況ではありましたが

ひとり一人が「やってよかった」

そして見に来てくださった保護者の方から「頑張りを生で見られて本当によかった」

との声をたくさんいただきました。

 

もう、それだけでやった甲斐・頑張った甲斐があったなぁと・・・

 

初舞台の幼児さんから

ベテランの社会人まで

今回は密を避けるために二部制にしたので

全員での集合写真はないのですが、

みんなとってもいい顔をしていますね(#^.^#)

 

 

私から皆へは、アイシングクッキーとポストカードのプレゼント

毎年、その子の顔を思い浮かべながら

頑張ってきた一年を振り返りながら

ポストカードを作るのが恒例行事になっています!

 

 

学生時代からの友人がカフェを経営しているのですが

大阪まで買いに行くことが難しく、、

郵送も対応してくれるとのことなので、迷わず注文しました。

 

フェニックスというチーム名を入れて

こんなに可愛いオリジナルのアイシングクッキーを作ってくれて感激!

私にも・・・

そして心のこもったお手紙も・・・

こういう細やかな気遣いは、学生の頃から全然変わってないなぁ。

同じ年齢なのですが、見習うところのたくさんある友人の一人。

そして実は、めちゃくちゃバトンも上手で、現役時代は大尊敬していました!!

 

それから、会場ディスプレイに・・・と

メンバー全員(プラス、推しメンバー)のパネル作成!

しばらく家のリビングがすごいことに・・・

 

 

立てるとこんな感じになります。

可愛いんですよ(笑)

 

 

有観客とはいえ、人数制限をしていたので

本当はもっと家族の人に見てもらいたいのにな、とか

おじいちゃんおばあちゃんも呼びたかったのにな、とか

そういった気持ちもきっとあるよね・・・と。

そこで、今回は初の試み!

一人ずつにフォーカスした演技動画を撮影し

サプライズで保護者の方にお送りしました。

 

チッケム撮影の様子

飛び切りスマイルの子もいれば

いつも以上に緊張気味の子もいて

子どもたちの新たな一面も見れて

新しい試み、大成功だったと思います!

私にもツグミのチッケムが届いたのですが(笑)

普段から立場上、全くゆっくり演技を見てあげられないので

とてもいい思い出になりました。

 

 

やはり見てもらえるのは格別の喜び!!

 

 

 

 

それはメンバー同士も同じで

ほとんど機会がなかった選手権の演技を

メンバー同士、見られたのはとても意味がありました。

頑張って個人の選手権と、チームの活動を両立するマンネ。

その演技を見守るオンニたち。

 

 

 

以前も書いたかな?

私は、自分の生徒が演技をしているキラキラ輝く姿。

これを見ることも格別の喜びなのですが

それと同じくらい「見守るご家族の視線」「応援するメンバーの姿」

見るのが好きなんです。

温かくて・・・そこらじゅうに愛が溢れているな、と感じます。

また、汗だくになって、必死に取り組んでいる姿や

それぞれの年齢になりにがむしゃらに練習している姿、

それを見るのも大好きで。

 

可愛い衣装を着て、お化粧をして

それって本当に美しい姿ですが

その花を咲かせるまでに、その子が積んだ努力を思い返すと

花の輝きがグンと増すんですよね。

積んだ子は、間違いなく輝いていると常々感じます。

 

バトンをしていて得られるもの

それはたくさんあって

書くときりがありません。

何を「財産」ととらえるかも

人それぞれ違っていますしね。

 

私は

一人ひとりの技術向上は当たり前のことなので一旦置いておき、、

人を応援したり、一緒に頑張ったり

お互いの成長を喜び合ったり

また目標を見つけたり

積んだり、考えたり、転んでも涙を拭いて起き上がったり

それが財産だなと考えています。

 

課題曲一分、振付を覚えて、ミスなく、しっかりとパフォーマンスを整えながら

演技をする。難しいですよね。大人でも出来る人、少ないと思います。

 

みんな本当に立派です。。

 

一曲踊るために、その子が積む努力も時間もそれぞれですが

恥ずかしくない練習をしてきたかどうかは

本人が一番わかっていることです。

常に、自分に恥ずかしくない練習・取り組みをしようね。と。

それは私自身も同じで

メンバーに伝えることはイコール、自分への戒めにもなっています。

 

本番があることで緊張感が生まれ

責任感が芽生え、きちんと踊るために努力し、

やり遂げたら必ず自信になります。

 

 

今回は、実施の面で言うとかなり不完全で

練習不足が大きく出た演技が多かったように思います。

「コロナで練習できなかったからね」「仕方ないよね」

という言い訳もできますが

もう、そろそろそれも卒業しないと。

15周年の節目となる大きな発表会を来春に控え

私自身はかなり危惧の念を抱いているのが正直な気持ちです。

立場上、これまでたくさんのバトン発表会を拝見してきましたが

バトンってやっぱり落ちないものなんですね。(いや、当たり前ですが・・・)

発表会の舞台でドロップミス、って

ほとんど見たことがないんですよ。

 

だからといってレベルを押さえているのかというとそんなことはなくて

妥協なく、天井が許す限り、皆さんハイレベルなことをされています。

そのギリギリをミスなく取れるから

そこに「うわぁ、すごい!」「綺麗!」というスリルを超えた感動があって

 

同じ形をしたウサギの置物があったとして

ひとつは落としても壊れない、不透明の素材。

ひとつは落としたらすぐに壊れてしまう透明で繊細なガラス。

やっぱりガラスのウサギのほうがきれいだなと感じます。

それはそこにある繊細さと、危うくて儚い感じがあるからかな、と・・・

バトンも同じだなぁと

個人的にはよくそんなことを考えています。

 

だから

何もかもグラブじゃダメだし(笑)

何もかもただのトスじゃダメなんですよね(笑)

・・・わかるかな??うまく伝わるといいのですが。

 

 

いよいよシーズン終わりだったので

ジュニアチームとシニアチームからは

素敵なプレゼントをもらいました!

 

 

やだな。私、頭ぼさぼさだ!!

ジュニアメンバーからは

単にシーズンのお礼ではなく

一人ひとりが思うチームの良いところや

これから頑張りたいこと!など

とても工夫した内容のメッセージがビンにギュッと詰まっていて

読んでいて大笑いしたり嬉しくなったり・・・

若い感性って素敵だな、と。

 

そしてシニアもまた。

年齢が上がるにつれて、バトンとの向き合い方は難しくなり

一人ひとりが本当に色々な感情を抱えていると思います。

それを整理して、毎回のレッスンに凛とした姿勢で臨むシニアメンバーたち

大げさではなく、私の宝物であり誇りです。

素敵なデザインのタオル、どうもありがとう!

 

フェニックスはまだまだ発展途上の団体です。

2008年から活動をしていますが

全国大会に行ける実力も、個人で全日本選手権に行ける実力も

まだまだついていません。

形に残るような輝かしい財産はまだ手に入っていませんが

真面目で努力家のシニアメンバーが多く在籍し

それを見て、中学生や高校生が

「バトンと学業の両立」を実現し

それを見て小学生が

「中学生になってもバトン頑張る!」と宣言し

かけがえのない「人」という財産には本当に恵まれています。

 

私自身は

バトンをすることで手放した多くの事、多くの時間、、

それを振り返り、考えるほど無意味な時間はないと思っていて

集ってくれるメンバーやスタッフの先生とともに

これからもフェニックスにしか出せないカラーを追求して

走り続けたいなと。その一念です。

(年齢的に走れないかもしれないので、歩き続けるに変えようかなww)

 

2022年度はどんな年になるでしょうか!

チームもいよいよ始動、ワクワクが止まりません。

 

今年度もフェニックスバトンチーム

ご声援・そして温かいサポートをよろしくお願いいたします!

 


シーズンが終わります。

急にあたたかくなり、すっかり春を感じられるようになりました。

卒業シーズン!!

小学校・中学校・高校、、

それぞれの卒業が無事に終わったらブログを書きたいなと思っていました。

フェニックスでも、この春に卒業そして進学をするメンバーが

たくさんいます。

 

サワも、無事に高校を卒業しました!

実際は3月1日卒業式だったので、少し前の写真です。

 

 

何年ぶりの着物だ・・・

もう色々な意味で大変すぎたので、二度と着たくない(笑)

 

たくさんの友人や、先生方に見守られ

無事に過ごした中学からの6年間

超暗黒時代もありましたが(今となっては懐かしい・・・)

それも、サワを形成する歴史の一つで

あの超暗黒時代があったからこそ、今があると。

そこは母子ともに常に話をしています。忘れちゃいけないよね、と。

 

サワの超暗黒時代には、もう、、私自身も頭がおかしくなりそうで

苛立ちまぎれに様々な物を破壊した懐かしい思い出。。

スマホも割ったし、キッチンの床にも、壁にも、穴をあけました(笑)

どうなることかと未来が見えない日々でしたが

サワ自身の生きる力。信じて良かった。

そこで折れずに、こうして今、のびのびと生活してくれていることに

感謝しかありません。

 

それが出来たのは、周りの方のサポートがまず大きくて。

サワのことを理解し、寄り添い、励まし、支えて、共に歩んでくださった

多くの方がいたからだと思います。

心より感謝を・・・

そして、自分の人生を諦めずにちゃんと歩んでくれている

サワ自身にも感謝を・・・

 

 

一つの区切りを迎え、新しい道へ歩き出すメンバーたち

それぞれ、受験のためにバトンをお休みしたりペースダウンしていましたが

「無事に決まりました!」「ようやくレッスンに行けます!」

と報告が来た時はどれだけ嬉しかったことか・・・

もう、我が子が受験に合格した時のような心持ちで

「やった!!よかった~!!」と飛び上がって喜びました。

 

コロナ禍での受験シーズンは

きっといつも以上に感染には敏感になっていたでしょうし

それは本人だけでなくご家族も同様で

 

想像することしかできませんが、きっと大変な

緊張感のある日々を送ってこられたんだろうなと思います。

 

 

60人メンバーがいれば

60通りの人生があり

保護者の方の考え方も60通り

バトンに対する考え方やスタンスも60通り

私の理想は、その60通り全てに

丁寧に寄り添うことです。

 

ただ、そうしたくても「団体競技」という側面が

それを阻むことはしょっちゅうで

メンバー間のバランスや

心の満足度や

そもそもバトンをする意味とか

工夫しても限界はあり

なかなかうまく進められないことも多かったなぁ、、と

反省しています。

学校のように個人面談があるわけでもなく

保護者説明会があるわけでもない。

三者面談もないですし(笑)

 

受験生に限らず

コロナで活動制限がかかったり

自粛生活になったり

メンバーや保護者の方と顔を合わせる機会も激減してしまいました。

そんな中でとるコミュニケーションの難しさ・・・

LINEの言葉だけでは

想いを正しく伝えるのは難しいこともあって

いつも以上に、人との関係に気を遣い

丁寧に日々を送らなければいけないなと痛感したシーズンでもありました。

 

 

体育館でメンバーの顔を見た時にはとても嬉しくて

スタッフの先生と会えた時にはホッとして

保護者の方の丁寧な関りに安心して

会えない時間が増えた分、会えた時の喜びは倍以上になりました。

 

私だけでなく

メンバーもスタッフも、バトンに来た時に

同じように喜びを感じてくれていたらいいなぁ、、と

そう思います。

 

 

年度終わりは、いつも特別な感情になります。

なんていうのかな・・・

メンバーひとり一人の成長が本当にまぶしくて

この一年間の頑張りに、大きな大きな花丸を付けたくて

バトンでの関わりしかない私ですが

メンバーそれぞれがどんな気持ちで一年間を頑張って過ごしてきたか

一生懸命過ごしてきたか

想像すると

なんとも言えない気持ちになるのです。

(嬉しさ、労い、、がんばったねという気持ちであふれます)

 

 

今日は年度末発表会。

制限はありますが、久しぶりの有観客の発表会です。

一番見てもらいたい人。

自分の頑張りを一番見せたい人。

ご家族が足を運んでくださる予定です。

 

 

私自身は、親から褒めてもらった記憶がほとんどなくて(笑)

そもそも、高校生の頃にはすでに母親が他界していたので

バトン、部活頑張ってるね!とほめてもらえることなんて一度もなく

それどころか大会も見てもらったことがなかったんですよね~。

バトンしているところ、見たことなかったんじゃないかな。

他界するまでは病気がちだったので、一緒に出掛けた思い出も

小学校や中学校での思い出もほとんどないんです。

 

この機会にお母さんの思い出、、と必死に考えてみたのですが

片手ほどしか思い出がなかった(!)我ながら驚きます。

 

お母さんとの思い出

↓↓↓↓↓↓

〇美味しい手作りのかぼちゃケーキが大好きだった

〇黒と白のレース調のロングスカートがとても似合っていて、それを着て参観日に来てもらうのが嬉しかった

〇洋裁と編み物が得意だったので、洋服は手作りのものを着ていたし、習っていたダンスのレッスン着を縫ってもらったり、レッグウォーマーを手編みしてもらったりしていた

〇本が好きで、勉強も好き(小学生時代)だった私を見て、塾に行かせてくれたり私学の受験をさせてくれた→この時の母の理解がなければ、バトンに出会うこともなく、今の私はないと思う。

 

 

 

・・・以上(笑)少ない!!

 

 

 

私は、発表会でメンバーがイキイキ踊る姿を見るもの好きですが

それを見守るご家族の方の姿を見るのも同じくらい好きなんです。

(自分がそうやって見守ってもらったことがなかったから、余計かもしれません。)

言葉では書けないのですが

あたたかいんですよね。

もう、あたたかくて・・・愛にあふれていて・・・

その姿に胸が熱くなることは、しょっちゅうあります。

 

メンバーがたくさんの愛情を受けて

バトン活動を見守ってもらえて

応援してもらえて

そしてのびのびと演技できて

 

これほどありがたく幸せなことがあるでしょうか。

 

 

今、自分自身も母親になり

ダメ主婦ながら子育てに関わる毎日で

感じることがたくさんあります。

早世した母が、病気がちで思うように子どもに関われなかった無念も

想像ですがわかるようになりました。

今、こうして子どもと向き合えることに感謝を忘れてはいけないな、と。

強く思います。当たり前なんて、ないのですから。

 

メンバーにも

当たり前ってないんだよ。

バトンが出来ることも、見守ってもらえることも

元気に踊れることも、仲間がいることも、

居場所があることも、当たり前じゃなくて、幸せな事

毎日毎日が、幸せなことの連続なんだよ、って。

そこに感謝して、今日は想いを込めて踊ろうね!!

そう伝えたいです。

 

 

保護者の方には

お子さまの頑張りはもちろん

バトンという一本の銀の棒に魅せられて集まったメンバー全員に

あたたかい心からの拍手をおくっていただきたいと思います。

 

 

さぁ、準備~!!GO!!

 

 

 

 

 


第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

2022年2月19~20日

おおきにアリーナ舞洲にて行われました

第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

無事に終了しました!

 

フェニックスとシュシュからは5名のメンバーが

出場させていただきました。

 

前日の練習で。

私とスタッフの先生からのプレゼントボックス!

 

 

 

お揃いの靴下で気合を高めます(笑)!

 

 

今大会、お世話になった関係各位に、この場をお借りして

深くお礼申し上げます。

コロナ禍の大会ということで

難しい感染対策等も万全にしていただき

安心安全に大会に臨めたこと、本当にありがとうございました!

 

私は運営人員として

スタッフの先生たちも協力をしてくれて

無事に二日間を乗り切りました。

 

初めて泊まりで仕事に臨んでみましたが

めちゃくちゃ体が楽・・・!

今までなんで通っていたのか、、

もう、連続する大会は必ず泊まることにしたいと思います(笑)。

 

 

フェニックスとシュシュでは、通年の活動として

選手権大会への出場を目標にした選手クラスを設立しています。

在籍メンバーは少ないですが

高い目標を設定し、そこに向けて日々歩みを進めています。

 

一般クラスとの違いは何ですか?と聞かれることが時々ありますが

まずは明らかに練習量。

バトンを持っている時間、向き合っている時間が圧倒的に多いです。

なぜそうなるのか、と聞かれると

やはりそうしないと選手権大会に対応するだけの技術力が

身につかないから・・・なんですよね。

家で出来ることもありますが

やはりバトンという競技の特性上

体育館という環境が必須になってきます。

課題をこなすために、必然的に体育館にいる時間が増える。

これはもう、明らかですね。

 

そうなると、この時点で

「本人が好きで、やる気がある」だけでは成り立たなくなってきます。

練習時間を確保するために、様々な段取りをすること

体育館への送迎

自主レッスン用の体育館確保やレッスンの付き添い・・・

保護者の方の積極的な関わりが必須になってきて

兄弟姉妹さんがおられる場合は、もう、、家族を巻き込んでの

取り組みになってきます。

(良い言い方が見つからず・・・)

 

つまりは

生活の中心にバトンがあるかどうか。

「週1~2回の習い事」の範疇は大きく超えてきます。

時間も費用もかけ、覚悟をもって取り組めるかどうか。

 

難しい技がいつかできるようになるといいなぁ!

ではなくて

できるようになるまで覚悟をもって必死でやる。

できないならできるようになるまで必死で練習する。

その覚悟なんですよね。

それが、「いつか」ではなくて「今」なわけで。

だから、五人とも必死・・・です。

もちろん、わたしも同じく。

 

通常クラスと選手クラス

どちらがいいとか悪いとかは全くありません。

それぞれの取り組み方には明確な違いがありますが

バトンが好き、うまくなりたい!という根元は同じ。

フェニックスが好きで、ここに集ってくれる・・・

それも、同じです。

どちらのクラスに所属していても

私にとっては大切なメンバーたち!

 

 

関西のバトンのレベルはとても高いです。

京都だけで見ると選手権へチャレンジする人数がそもそも少ないので

順位をもらうことが可能ですが

関西となると、、予選を通過するのも必死です。

今回は2名が準決勝まで進みましたが、そこで敗退。

決勝に残った選手のレベルの高いこと・・・

もう、どこまでバトンは進化するのか??

怖いくらいです。

(実際は仕事のために一人の演技も見ることが出来ていないので

DVDを購入してあとから勉強することになるのですが・・・)

 

演技後、それぞれが私のところまで挨拶に来てくれました。

仕事のタイミングを見ながらだったので

あまり長く話すことは出来ませんでしたが

「どうやったん。自分の演技ができた?」

という問いに

涙涙・・・のメンバーもいれば

晴れ晴れとした表情のメンバーもいて。

2分弱の演技のために、一年間をかけてきたわけですからね。

演技内容が良くても悪くても、

やりきった自分に対しての涙が出るのは普通のことだと思います。

 

ドロップが何本だった

ロールが詰まってしまった

コンタクトで吹っ飛んでいった

 

具体的なミスの内容は、それはそれとして受け止めて・・・

 

うんうん、と話を聞きながら思うのは

五人それぞれがどんな気持ちで一年間バトンに向き合ってきたか。

日々の練習風景、悩み苦しむ姿、孤独に練習に打ち込む姿、達成感で喜びを爆発させる姿、

怪我や体調不良に涙する姿、、

それを365日支え続けてくださった保護者の方の姿や想いが

バーっと頭に浮かんできて・・・

「よくがんばったね」やはり、その一言に尽きるでしょうか。

 

こういう場面での指導者の声掛けに正解はないと思いますが

「ミスが少なくてよかった」とか「落とし過ぎて残念だった」とか

そういう次元のことではなくて

この日を無事に迎え、堂々とフロアに立った、そこまでの道のりに対しての

「がんばったね。お疲れ様」なんです。

 

 

バトンの指導を始めて30年弱の月日が経ちました。

独立するまでの十数年は、アシスタントとして言われたことを間違えないように行う。

目の前にいる生徒に、その時必要なことを指導する。

それの繰り返しでした。

独立してからは、教室経営のマニュアルもなく、経験もなく、それこそ試行錯誤の連続で

指導に対してもまさに一から。

技術を教えるだけでは全くダメで、何もうまくいかない。

それよりも「人と人との付き合い方」を学ぶ日々。。という感じだったように思います。

今とは真逆の指導スタイルだった時期もあったかな・・・

思い出すと恥ずかしいですが、それもやはり経験し、失敗しなければ気付かなかったことで

今の自分の指導スタイルを確立するために必要だったのだと思います。

 

「褒めたら生徒は伸びませんよ」と言われたことがありますが

それは褒め方に問題があるからではないのかな?と

私なりに分析し、そう理解をしています。

むやみやたらに褒めたり、出来ていないのに褒めるのは違うと思いますが

努力出来ること、高い壁に果敢にチャレンジしていること、

自分の気持ちをコントロールして冷静に練習に取り組めていること、、

そういったことはどんどん褒めて認めていきたい!

 

褒められることが目的になったり

褒められないとテンションがあがらなかったり

褒められるかどうか、大人の顔ばかり見たり

そういったことになっては本末転倒なので

やはり褒めるタイミングや内容がとても大切になってくると理解しています。

 

ただ、、それだけではダメなんですよね。

一番大切なのは「自分で自分を認められるか」そこじゃないかな。

本当に真剣に取り組んだのなら

結果に一喜一憂せず

「これだけがんばった自分、えらい!すごい!」って

単純ですが思えるかどうか。

「これだけやったのにあかんかった・・・」

一歩間違えば、そうなりがちですよね。

 

でも違います。

「失敗から得られるものは成長」

「失敗=to be continue」

まさに、これ。某メンタリストの方の名言です。

大好きな言葉で、自身が失敗した時はいつもこれを思い出しています。

 

 

次に繋がる失敗なら、それは大きな財産。

そして頑張ってきたかどうかは、自分自身が一番わかっているはず。

手を抜かず頑張ったのなら、そんな自分をしっかり認めて

胸をはってほしい!五人には、そうメッセージを送りたいです。

 

今回は予選敗退と予選通過

同じスクールの中でも結果が分かれる形となりました。

個人の戦いですし、みんなそれぞれ思うことがあったはずです。

失敗したのに悔しくない人はいないし、

手放しで喜べるだけの演技が出来たメンバーもいませんでした。

正直、複雑ですよね。

仲間だけどライバル。スポーツですから、結果や順位がつくのは当たり前です。

 

ここでどういう行動にでるか・・・

まさに、人間性を垣間見る瞬間なわけですが

予選落ちしたメンバーが、涙をこらえて

「明日頑張ってな!!」と仲間にエールを送る姿。

悔しくないはずはないし、きっと心の中は色々な思いがあるはずですが

自分の気持ちをちゃんとコントロールできるだけの人間性

口先だけではなくて、きっと、心からのエールだと感じました。

一人になったタイミングでたくさんたくさん、涙を流しているのではないかな・・・

 

保護者の方同士も同じなんです。

5人は仲間ですがライバル。(年齢区分が違う子もいますが)

それでも、お互いの子どもの演技を見て、

出来を喜び応援しあえる心・・・

簡単なようで、実はきっと難しくて。

そういったあたたかい雰囲気を維持してくださるおかげで

5人が安心してバトンに取り組めるんだと感じることも

しょっちゅうです。

 

指導者・生徒・保護者さん

このトライアングルの均衡がとれていることが

大切だと常々考えています。

どこの力が強くなってもダメなんですよね。

綺麗な音が鳴らなくなります。

良い意味での正三角形を保ちつつ

三者がそれぞれを尊重していくこと

これは私自身も、スタッフの先生も忘れてはいけないこと。

指導者だからなんでもあり、

言うことを聞くのは当たり前なんて

本当に時代錯誤もいいところだと思います。。。

 

今回は受付の仕事をしていましたが

ここだけの話、ごくごく少数ですが、ものすごい態度の大人もいたり(;^_^A

この態度で、自分の子どもがお世話になっている先生に向き合ってるのかしらと思うと・・・

 

生徒にしても、時々「勘違い」しているのでは?という人がいますよね。

 

幸い、私の周りにはそういったことはありません(#^.^#)

みんなそれぞれ、「人に対して」取るべき態度を理解しているからだろうと。

年齢、立場、色々ありますが

礼節を欠いた態度には気を付けなければいけませんよね。

これが欠けるとトライアングルは一気に嫌な音になります!

 

 

大会翌日から、早速自主レッスンの映像が送られてきたり

自主レッスンの内容報告が来たり

形に残る結果を残すことは出来ませんでしたが

5人それぞれ、すでに次のシーズンに向けてやる気にあふれています!

私だって負けてはいません(#^.^#)

年度末発表会と並行して

次年度の選手クラス募集、そして既存メンバーのレベルアップ!!

大変だなぁ、、ではなくて

ワクワクが止まりません!

 

 

年度末発表会やイベントも。

ソロコンテストも。

チームも。

選手権も。

全部、諦めたくない!

そして

うまくなるのと引き換えに楽しさを捨てるのではなく

楽しみながら、ワクワクしながら、うまくなりたい!!

仲良く、切磋琢磨しながら、存在を尊重しながら

フェニックス全体で、、シュシュや関係学校団体も含めて、、

みんなでうまくなりたい!!

みんなバトンにずっとずっと、長ーく関わってほしい!

 

私はものすごくワガママで贅沢なのかもしれませんね(笑)

 

 

まだまだ発展途上のフェニックス。

基本を大切に、そして人を大切に。

来年こそは・・・行くぞ!全日本選手権!!

(ちなみに来年は名古屋)

 

 


習い事の意味

もう二月も中旬!?

恐ろしい速さですね・・・

この間、お雑煮やおせちを食べていたような気がしますが(笑)

もう一か月以上が過ぎているとは。

 

 

一日が過ぎるスピードが速いです。

以前よりも生きる速度が明らかに早くなっていると感じます。

これは、自身が年齢を重ねたからなのか?

それとも、日々が充実しているからなのか・・・?

※できれば後者でありたいですね。

 

 

日々の活動報告は、InstagramやFacebookでコツコツしているおかげで

新しくお問い合わせをいただくことが増えています。

バトンって何?やってみたいけど、どこで習えるの?

そんな素朴な疑問やご要望に、出来るだけ柔軟に対応できる

フェニックスバトンチームでありたいな、と思います。

 

今の時代、こまめでスピード感のある情報発信が出来ないと

生き残りが厳しいよね、、という危機感もあり

出来ないパソコン操作やスマホアプリと格闘する日々。

もう歳だから、、って言いたいのはやまやまですが

そうも言っていられないんですよね。

バトン協会も、ほぼ全ての申込関係や資料請求がウェブからなので・・・

InstagramやTwitter、画像の加工、そういったものに関しては

若いメンバーやサワに色々教えてもらいながら。

そして少しずつ、そういった世代に仕事を振りながら。

毎日色々レクチャーしてもらい、私は仕事を振り(笑)

少しずつお互いが出来ることを増やしています。

 

難しいことは助けてもらえますし

自分でやったことのフォローアップも、たくさんしてもらっています。

 

また、「こうしたらどうですか?」というアイデアも

スタッフからもらうことも多くて

「同僚」や「上司」がいない私の立場としては

そういう部分からの意見が本当に貴重なのです。

いつもどうもありがとう!!

 

 

なんでも抱え込むのは嫌だし無理。

でも、勉強をしないのも怠慢だな、と。

そう思いながら日々を過ごしています。

 

 

新しい仲間が増え、年度末発表会の形態も決まり

今はそれに向けてのレッスン。

そして

選手クラスメンバーに関しては

2/19-20に行われる選手権関西大会へのレッスンを中心に行っています。

 

 

果たして、、

このコロナ禍

大会参加もイベント開催も

本当に難しいですね。

もう、これを言い続けて何年?まる二年?

今は社会活動を維持しながら、感染を広げない、という形で

社会が動いていると理解しているので

レッスンをストップすることも、イベントを中止にすることも

考えていませんが

それでも状況は日々変わりますので、どうしても敏感になりますよね。

 

 

無理せず、無理させず。

そうやって一日一日を過ごしていくことと

どんな状況になったとしても、それを柔軟に受け止められる心の強さと

自分が出来ることはそこなのかな、と思います。

 

全く準備せずに対応出来ることって何もないので・・・

そう思うと、少しでも動画でのレッスンに取り組んでいた過去や

それを活用できる連絡ツールのシステム運用がうまくいっている事

コロナより前にこのシステムが使えるようになっていた事が大きくて。

無駄なことは一つもないんだな、と。

 

今も、レッスンには行きたいけれど

事情があり参加を控えなければならない、、

そういうメンバーがいることも事実です。

フェニックスやシュシュメンバーであれば

動画を送ってもらってのフィードバックなどは

いつでもお引き受けしますので

遠慮なく送ってきてくださいね!

上手になる気持ちを持ち続けてほしいなと思います。

 

 

 

さて本題へ。

世間では「習い事」というジャンルにくくられるバトン。

 

 

これは、かなり古い雑誌の表紙なのですが

私が大切に保管しているものでして・・・

「ドキッ」とするんですよね。これを見るたびに。

 

保護者の立場としても。

指導者の立場としても。

この文言はとても重くて・・・

自分のやっていることを振り返る

きっかけになる言葉なんです。

なんとなく過ごしてしまいがちな日々に

ハッと気付きを与えてくれます。

 

 

習い事は、いつかやめる時がきます。

特にバトンに関してはセカンドキャリア問題が深刻で

トップ選手がその後、どのような人生を歩んでいるのかというと

なかなかプロになって活躍、、というのは難しい世界です。

指導者になる人も、なりたい人も、本当に少ない。

これはバトン界の将来を思った時に由々しき問題ですが

今は一旦置いておいて

 

プレイヤーとして、バトンをやめたあとでも

「バトンが好き」「踊るのが好き」「それを見るのが好き」

音楽が鳴れば体が動いたり。

バトンではなくても人と同じ目標に向かって頑張ったり。

何かを作り上げたり。

そういうことが「苦」「苦手」ではなくて

「楽しい」「やってみたい」

と思えるかどうか・・・

そこってとても大切な部分だと思いますし

バトンをやめる時。卒業する時には

そういう気持ちを大切にしながら、

これからの人生、頑張ってね!とエールを込めて送り出しています。

 

 

習い事を通して、何を身につけてほしいかというのは

保護者の方それぞれ違っているかもしれませんが

私は、全ての生徒にバトンを通して「努力すること」の

大切さを知ってほしいな、と思っています。

もちろん、他にもたくさんあるんですよ。

努力の大切さはその中の一つです。

 

華やかに見えるバトンですが

どれだけ基本が大切かは、経験者にしかわかりません。

そしてみんな必ず、どこかで壁にぶつかります。

失敗せず、最短距離で、できれば挫折やしんどい思いをせずに

技の習得が出来ればそれに越したことはありませんが・・・

 

もうすぐ指導生活30年(!数えてビックリした!!)近くになりますが

そんな生徒は見たことがありません。

金賞しかとったことがない。本番で一度もバトンを落としたことがない。

そんな生徒、少なくとも私は知りません。

(失敗が嫌、出来ないのが無理、でやめていった子はいます)

 

正しいやり方、多少のコツのようなものや練習のポイントはありますが

結局は自分がそれを習得するまでは

体と頭と気力を使い、積み上げるしかなくて。

 

 

〇めちゃくちゃに体がかたかった生徒が

コツコツ努力を続けて、今ではメンバーでも1、2を争う柔軟性を誇っていたり

〇まだ時間がかかるかな、、と思っていたカテゴリーを

こちらも驚くくらい積み上げて

「出来るようになりました!」と見せてくれたり

〇人前で踊ることなんて全くできなかった恥ずかしがり屋さんが

腕をあざだらけにしてバトンに打ち込んでトップ選手になったり

〇「年齢的に遅いでしょ」とバトン界では言われる年齢からのスタートでも

努力を重ねて立派なトワラーになったり

 

 

全て、努力が出来る子たちだから成し得ることですよね。

全員、実在するメンバーです。

字数上、一部メンバーのことだけですが

在籍生徒スタッフ全員分、迷わずかけますよ。成長軌跡と、努力の証!

(きっと読むのが大変なのでこの辺にしておきますが)

全ての生徒の成長軌跡を鮮明に覚えていますし

聞きたい人にはいつでもお話します(#^.^#)

 

 

続ければ出来るようになる。

毎日コツコツやれば一か月後、半年後にはきっと。

諦めずに取り組めば・・・。

 

 

みんなわかっているのに、この簡単なことを継続するのが

どれだけ難しいことか!

私も毎日「勉強中の韓国語、新しい単語を5個覚えよう」

そうすれば一か月後には150の単語、、二か月後には、、

わかっていますが、なかなか。どうしても後回しになり、出来ないことが多いです。

 

人間って、そういうものだね、と。

それで片付けてしまうのは、やっぱりさみしいなと思うんですよね。

失敗も、挫折も、多くしてきた人の方が

長い目で見た時に強くなる気がします。

その時はつらいし、劣等感を味わうかもしれませんが

目には見えない財産。経験。失敗しないと得られないものがそこにあって

 

 

学校の勉強や仕事、他の習い事に関しては

「いっぱい失敗して学んだらいいよ!」

なんて無責任なことは言えませんが

バトンに関しては、失敗OK!チャレンジ大歓迎!

 

最初から出来る子なんていないんだから

始める年齢なんて関係ないんだから

「やりたい」「うまくなりたい」気持ちがあるなら

努力をすることだよ。そう声を大にして言いたいのです(#^.^#)

 

 

結果的に、、

こんなにやったのに銀賞だった。

全国大会に行けなかった。

選手権で結果を出せなかった。

かもしれませんが、その「無駄に見える努力」は決して無駄ではなくて

そこに向かって全力で努力出来た自分には

宝石みたいな価値がある。

一つのことに真摯に打ち込み続けてきた強さ、、

それがある人とない人では、今後の人生、絶対に変わってくる!

それを知ってほしいなと思います。

 

そして近くで支えてくださる保護者の方にも

その目線は忘れずに持っていただきたいですし

技の上達だけに一喜一憂するのではなく

「夢中になって、苦労して、そして壁を越えていく」

お子さまの姿に、たくさんの愛情を送ってほしいなと思います。

 

指導者としては、一人ひとりの成長速度を大切に

小さくてもいい、スモールステップをしっかり見つけられる目を持つこと。

 

母親としては、我が子が夢中になっているもの、

とりこになっているものを見極めて

一緒に楽しめる気持ちを持つこと。

 

 

あとは、健康で長生きすること・・・ですかね(笑)

2月後半も体調管理に気を付けて

元気にレッスン頑張りたいと思います!


明けましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

お天気も良く、穏やかなお正月ですね!

みなさまも良いお年をお迎えのことと思います。

 

昨年もたくさんの方にフェニックスバトンチームを応援していただき

支えていただきましたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。

振り返ると、関西大会が終わるまでは

施設の使用制限に振り回されたり

張り切って用意していたイベントが直前で中止になったり

思い通りの活動がなかなかできずに苦労した一年でしたが

それでも、みんなの想いが集まってバトン活動の歩みを止めずに進めたことは

嬉しく誇らしく、フェニックスバトンチームにとって一つの大きな自信になったと。

そう思います。

私自身はそれこそ、、必死でした。体育館の確保。そして練習の段取り。

なりふり構わず、必死に走り回った一年だったように思います。

今年はどんな一年になるでしょうか。というよりはどんな一年にしたいか?

目標を大切にしながら、常に一年後、二年後、五年後、十年後・・・

目の前のことはもちろん、将来に向けての必要な行動を取っていきたいと思います。

まずはブログのマメな更新が課題でしょうか。

FacebookやInstagram、アメブロで手軽に済ませてしまうことが多くなり

こちらの長いなが~いブログになかなか手が付けられず。

そして、趣味で書いているオタクブログとのテンション切り替えが難しく(笑)。

※この瞬時の切り替えも、頭の訓練だと思って取り組みます!

 

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて。

12月27日に行われた

第16回京都府バトントワーリングコンテスト

第12回京都府バトントワーリング選手権大会

 

無事に終了しました。

 

 

 

 

理事長が「長年やっているけど初めて・・・」

と言っていた、会場の停電

 

青ざめました・・・

どうするの、この状況。

もう選手権の選手も入ってきているし

動画審査が始まるまであとわずかな時間しかありません。

審査員の先生方には、暗い中、手元にライトをあてながら審査していただき

暖房もつかず、電気の通っているトイレもすべて使えなくなり。

駐車場ゲートもあかず、入庫できない車が渋滞し

選手は車を降りて坂を歩いて上ってくるという事態になりました。

前代未聞、まさかの想定外トラブル。

そんな大きなダメージを、何とか乗り越えて・・・

復旧まで耐えるしかありませんでしたが、それでも当日のうちに復旧してくれてよかった。

ホッと胸をなでおろしました・・・

 

 

今大会から、京都府バトン協会は

運営体制の若返りを目指して行動を起こしたのですが

そういった協会の意図をしっかり汲み取って

フェニックスバトンチームからも、たくさんのスタッフ・シニアメンバーが

協力してくれました!

年末、そして平日という難しい日程にも関わらず、

たくさんのメンバーが協力してくれたことには感謝しかありません。

協会運営の仕事は、決して強制ではありません。

正直なことを言うと・・・

京都府バトン協会、たくさんのバトンスクールや学校団体がある中で

一つの大会にこれだけの運営人員を出しているのはフェニックスバトンチームくらいです。

一人も出していない団体もありますし、

主催の先生だけ、という団体もたくさんあります。

 

決して強制ではないのに、なぜこれだけ協力してくれる人がいるのか。

ひとえに、フェニックスメンバーの意識の高さ。

周りへの感謝の心。自分が役に立てることは何か、それに対して損得を考えない人間性。

ここですね。

大会があり、お金を払えば出られる。

確かにそうなのですが、それだけではないんですよね。

それを運営していくこと、裏方作業がどれだけ多いか・・・

自分が選手としてフロアに立てる、そのために

どれだけの後方支援の手があるのか

考えられる人と、そうでない人と。

その心の幅の広さは全く違ってくると思います。

 

今までの先輩たち、フェニックスOGが当たり前にそういうことをしてくれていたおかげで

今のメンバーも、運営に協力したり、当日出られなくても違う形でサポートしたり

ごく当たり前、普通のこととして気持ちよく力を貸してくれるのです。

 

今ジュニア世代で大会に出ているメンバーも

そういった部分を少しずつでも、心に刻んでほしいなと思います。

「感謝しなさい」という強制ではなくて

姿を見て、自然に学んでくれるのが、最大の理想です。

 

 

誇らしいこの姿!

司会・進行・音響、全てフェニックスのメンバーが

しっかりと務めてくれました!

もちろん、私もいつも通り全力で運営サイドの仕事をしますが

今回は「ささやき女将」に徹して(笑)出来るだけ若いメンバーに仕事を渡すように

意識していました。

 

いつまでも自分が健康でこの場にいられるとは限らないし

自分がいて、若い人たちの経験の場を減らしたくない。

失敗してもいいから、どんどんチャレンジしてほしい!

積極的に学び、経験し、そして成長してほしい!

私自身、小さなキャパしか持たない人間ですから仕事の抱え込みはしたくない。

フェニックスの仕事も、協会の仕事も、同じような意識です。

 

初めてのことも多く、準備が足りなかったことや、もっとこうしたら?ということは

もちろんたくさんありますが

それでも、やってみなければわからないことが山ほどあって。

経験は、何よりの財産だと・・・

 

そして、いつも思うのです。

このシニアメンバー層の厚さが、フェニックスの一番の強みではないかな、と。

毎年、チームを迷わずに組めるほどの人数が所属してくれていますが

バトンを専門にしているスタッフ・メンバーは一人もいません。

それはマイナスではなく、私の中ではプラスで。

やはり、社会に出て、一般的な社会経験を積むことの大切さ。

それがわかっているからこそ、

スタッフにもメンバーにも、家庭や仕事での居場所を大切にしてほしいですし

その形を維持したまま、バトン活動を続けていけるように

仕事内容の効率化や連絡の取り方などは、もっともっと工夫が必要かなと思います。

 

バトンから離れた時、他のことが何も出来ない・・・では困ってしまいます。

だから勉強も。仕事も。家族との時間も。家庭のことも。

大切にしてね、おろそかにしないでね、と常々伝えているつもりです。

(お手本になるべき私がバトンしかできていないのは、大いに反省しながら・・・)

 

色々なことを投げうって、それこそ家庭も自分の時間も犠牲にして

真夜中にメールやFAXの応酬、何時間も続く電話、、

大晦日もお正月もなくパソコンに貼りついて

なかなかOKが出ない資料を何度も修正した辛い思い出(もちろんそれも大切な経験)

部屋いっぱいに広がる紙の資料に、自宅を占領していく協会の荷物

どれだけやっても、周りからは「好きな事して気軽でいいね」と言われ(笑)

どれだけやっても結果を出すことは出来ず、ひたすら指導をいただく日々

特に、関西や全日本の仕事はキツくて、「もうやめたい」と何度思ったことか。

経験の浅い私でもそのような思いをしていたので

重責を担っている他の先生方のご苦労はもっともっと、、だと思います。

そうやって、ある意味特殊な環境でバトンに打ち込むのは、もう私の世代で終わりにしたい。

「私たちの時代は・・・」「もっともっとキツかったんだから」

言いたいのはそんなことではなくて

今の時代にあった形。これからを担う、若い世代がバトンに取り組みやすい環境。

私たちと同じことを求めていたら

少なくとも、フェニックスではそれを引き受けてくれる人はゼロになるでしょう。

 

バトンオンリーではなくて

何かとの二足三足のわらじ大歓迎!

主婦・社会人・子育て・介護・自営業、、、

様々な形の人が、自分の出来る形で、力を出し合って、そしてバトンの火と情熱を絶やさないように。

 

「だからダメなんでしょ」って言われたくないし、言わせたくないです。

中途半端だからダメ、打ち込むから何かが生まれる。

確かにそうかもしれません。

全国大会を目指して取り組んでいると、「負けた」時にいつも感じるんです。

あぁ、ここにかけてきた時間・費用・努力・情熱・経験、、全てのことで私たちは負けたんだなって。

 

週に一回バトンを持つチームと

週に七回バトンを持つチームと

 

そこの差を埋めるには、まだまだ色々なものが足りないんだな。そう痛感します。

差はやる前から歴然です。

じゃぁ、諦めたほうが楽?もっと違う楽しみ方がある??

それもまた違っていて。

 

選手権レベルの人が集まらないと全国大会にいけない?

世界レベルのコーチが振付しないと全国大会にいけない?

 

そんな競技、面白くないです。(すいません、あくまでも個人的な意見です)

楽しみながら。普通の生活・学業・バトン以外の経験、色々なことを大切に守りながら

自分たちの出来る努力を全力でして

そして「ここまで出来るんだ!」「夢は叶うんだ!」を感じたい。その一念なんです。

 

 

その一つが、今回のソロコンテストチャレンジ。

フェニックスの課題である、一人一人が正しい基礎力を身につけ

ソロ技術の向上を目指すこと。

ジュニアもシニアも強制はしていませんが

その必要性を感じている人は積極的にチャレンジしてくれました。

やっぱり、細くてもいいから継続することが大切です。

出来るようになるまで、ものすごい時間と労力を使いますが

やらなければ、出来なくなるのはあっという間で・・・

本当に怖いな、と。私自身は何度もそれを体感しているので

休むことが怖いんですよね。

 

動画審査だったので、現場でのコンテストよりは少しハードルが低かったかもしれませんが

それでも、出るからには練習を積まなければなりません。

バトンは一夜漬けではうまくなりませんし、どんなに直前だけがんばっても

結局は付け焼刃というんでしょうか、、安定したものとは程遠い演技になります。

 

今回チャレンジしたからこそ

「練習を始めるのが遅かった」「もっと計画的にやっておくべきだった」

という反省も、自己の中から生まれますし

「大変だったけどチャレンジしてよかった」「苦手を克服できた」「バトンと向き合う時間が自分にとっての財産」

という気付きや自信も、生まれてきます。

 

運営と同じ。指導と同じ。プレイヤーとしても、やはり経験が何よりの財産です。

 

単なる習い事の一つで

あまりメジャーではないアマチュアスポーツではありますが

一つのことをコツコツ長く続けられる根気!

高いな~!と感じる壁に黙々と淡々と向かい合い、積み上げていく精神力!

できるようになるまで諦めない強い心!

出来た!を素直に喜べる美しい心!

バトンで得られるものはたくさんあります。

これは、長い人生を歩む中で、必ず自身を助けてくれる武器になります。

人生80年、そのうちバトンを持っている時間は?

わずかな年数かもしれませんよね。

でも、今の経験が、必ず色々な形で生きてくるのです。

 

プレイヤーとして

スタッフとして

指導者として

OGとして

保護者として

 

バトンへの関わり方は様々で

「演じる・支える・応援する」

この3本柱が整い、良いバランスで作られるトライアングルが

私は大好きなんです。

 

それを信じて、バトンの魅力を感じて、これからも全員が

コツコツ積み上げられるように。

他のスクールや団体にはない、フェニックスだけのカラーをしっかりと打ち出せるように

 

 

今年も頑張っていきたいと思います!

どうぞよろしくお願いいたします。

 


第43回バトントワーリング関西大会

ようやくブログを書く時間が取れました。

このブログの他にも、趣味で書いているオタクブログや小説アプリの更新、

コマメな更新を心掛けているSNSをいくつか管理しているので

まぁ、パソコンに向かう時間がなかなか・・・(言い訳です)

管理が10個に迫りそうなので(!)いつか誤爆しないか

それだけが心配です。気を付けなければ。

 

あと、大切なものほど、文章を綴るにあたっては丁寧に時間をかけたいなと思う部分もあり

講評を待ってから、、と思う部分もあり

結局、大会後5日も経ってしまいました。

 

11/3

第43回バトントワーリング関西大会

無事に終了しました!

 

 

当日はお天気に恵まれ、大きなトラブルもなく、

フェニックスバトンチーム3チーム、

中学生や高校生、

無事に演技を終了できたことに何よりホッとしています。

お世話になった関係各位にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました!

昨年は電車トラブルでシニアメンバーが到着できず

本番に間に合うのか・・・という状況がありました。

あの時は生きた心地がしなかった・・・

今年もトラブルを心配していましたが、無事に終えられてよかったです!

 

また、様々制限のかかる中

ルールをしっかりと守り、節度を保って観覧してくださった関係者の皆さん

正しい行動を心掛け実行してくれたメンバー

引率してくれたスタッフの先生たち

本当にどうもありがとうございました。お疲れ様でした!!

 

結果は3チームとも銀賞、私自身の指導力不足を痛感するところではありますが

大きな舞台での経験は何よりの財産だと思っています。

足りないものはなにか、指摘されていることをしっかりと受け止めて

歩みを止めずに進んでいく所存です。

 

メンバーはどう感じているでしょうか。

「こんなにやったのに、やっぱりダメだった」

と思うのか

 

「大きな舞台での経験が何よりの財産だ!」

と捉えられるのか

 

人の心の中を操作することは出来ませんが

私自身が前向きな気持ちを継続し、常にチャレンジする姿勢を見せていくことは

忘れたくありません。

たった数人でも、背中を見てくれていたらいいな。何かを感じてくれていたらいいな。

そう、思います。

 

仕事上、京都からの参加団体を管理したり

関西の出場団体一覧を見る機会も多いのですが

毎年関西大会に出場し続けることは、とても難しいことだと感じます。

メンバーがいなければ成り立たないことですし

たとえメンバーが揃っていたとしても、色々な事情でチームを組めない場合もあるでしょう。

個人活動は出来ても、チームは難しくて。そういう声も実際に耳にします。

 

そう考えた時、私はフェニックスバトンチームをとても誇りに感じるのです。

タイミングが味方をしてくれていることももちろんあると思いますが

バトンを愛し、メンバーを愛し、ここにやりがいを見出してくれる人が集まる奇跡。

これは私が「やりたいから集まって~」といって形になるものではなくて

メンバー全員の心が、自分の意思で「バトン」に向いているから成り立つこと。

正しく、まっすぐ、バトンと向き合ってくれる。

そんな一人ひとりに感謝しかありません。

 

5人という人数で、あの小さい体で、とっても大きいフロアに立ったティノ

 

 

可愛い!!本当に可愛い、その言葉がまず一番に出てきます。

学校は全員違うし、レッスンで会うのも時々・・・なのに、絆はとっても太くて

いつもその元気に背中を押してもらっていました。

 

ジュニアさん大好き!シニアさん大好き!そういって

振付をこっそり真似したり(笑)

小さい体に、たくさんのパワーを秘めていて

練習を重ねるたびに自覚が芽生え、意識が高くなり

本番はミスもありましたが、ティノらしい元気な演技を披露してくれました。

技術はまだまだ、発展途上。

来年は可愛いだけではなくて、そこに技術力をしっかりつけていきたいな。

来年もみんながんばってくれますように(#^.^#)

 

ティノの年齢(小学生)だと、親御さんのご協力は不可欠です。

練習の送迎はもちろん、自宅での練習に付き合っていただいたり

動画でのレクチャーにつきそっていただいたり

まさに親子二人三脚でのバトン活動だったのではないかと思います。

演技後、泣いておられるお母さんがいましたが

きっと、その涙は「失敗して悔しい、残念」ではなくて

「子どもたちが全力を尽くした」ことに対する称賛。

「成長」「言葉はなくても感じる絆やバトンに対する想い」これらへの感動。

だと・・・

そして、子どもたちはその涙を見て、きっと、多くを感じ取るはずです。

称賛という難しい表現が理解できなくても

「応援してもらっている」「支えてもらっている」「見てもらっている」

こういう安心があり、また頑張る力になるんですよね。

 

そしてジュニア

ジュニアメンバーとは、コロナの影響もあり、例年以上に一緒に過ごす時間が少なくて

私自身、みんなと一緒に撮った写真が一枚もない(笑)!びっくりしました。

まぁ、あまり集合写真などにも入らないようにしているので、、仕方ないのですが

少しくらい思い出残しておきたかったな~、が本音です。

 

 

衣装、講評でもたくさんほめていただきました!

かっこかわいく着こなしてくれたね~。

 

苦しいことも多かったね。

でも、一生懸命がんばってくれたみんなのことが大好きです!

 

メンタルもフィジカルもめちゃくちゃしっかりしていて

技術力も兼ね備え

人数も多くて

最強の中三メンバー

受験を理由に欠けることなく

勉強・部活・バトンと3本柱を背負って駆け抜けた今年

頑張ったからこそ得られたものがあるはずです。

諦めずにやり抜く力、前向きに進むパワー、周りを思いやる気持ち、感謝の心

これから本番を迎える高校受験に向けて、きっと助けてくれる力になるはずです。

ジュニアメンバー12人。コロナに振り回され、でも負けなかった12人。

たくさんの感動をありがとう!

そして、受験シーズンなのに大丈夫かしら、、

学業との両立は・・・と不安も多い中学生という年代

それでも、

「子供が好きなことは思い切ってやらせてあげたい!」

と参加を決めてくださった保護者の方の想い

それは常々感じていて。

その気持ちに何とか報いたい。私の中にその気持ちが途絶えたことはありません。

大会当日は、直接お話することが出来ませんでしたが

きっと皆さん、メンバーの姿から感動を得てくださったと・・・信じています。

 

シニアメンバーは安定の存在感

「カコイチお気に入りです!」

というメンバーが多い、今年の衣装

花火をイメージして、全員が色違いのスカートを身にまとい

優雅に品良く、演技してくれました。

本番のミスが残念でしたが、それもまた経験で

「がっかり」するのではなく「転んでもただは起きぬ」精神

ミスはすでに練習でやりこんで、来シーズンに備えています。

課題となっていた基礎力を付けるために、ソロコンテストへの積極的なチャレンジや

選手権への継続した出場

この辺りも、私が口で言うのは簡単ですが、実際にやることの難しさと勇気

それを持てるのは一人ひとりがしっかりした人間性を持っているからで

小さい頃から選手としてバリバリやってきた一流のトワラーが集まるチームとは

全く違う個性ですが

私は、成長をし続けるシニアメンバーの事を心から誇りに思っています。

全国大会に憧れて、進学する学校や所属チームを選ぶ人が多い中

フェニックスバトンチームに集まるメンバーは

「ここが好きだから」

みんなが口をそろえてそういってくれます。

楽だから、自由だから、ではなくて

「このメンバーで全国大会に行きたいんです」

「コーチの作品が好きなんです」

折に触れてそう口にしてくれるメンバーがいるから

だから、私は毎年歩みを止めることなく、前を向けているのです。

 

私自身は早くに現役をやめて、指導の道に入ったので

今、現役を続けながらスタッフとして活躍してくれるメンバーを見たり

大人になってからソロコンテストにチャレンジしたり

そういったチャレンジを続けているメンバーの姿は時にまぶしく

年齢やキャリアなんて、関係ないんだな。そう実感します。

 

ある方に言っていただいた

「フェニックスさんの演技って、本当にみんな、自分の意思をもって

フロアに立っている気がして、、とても素敵」

すごくすごく、嬉しかったです。

与えられたものを受動的に踊るのではなく

機会を能動的に受け止め、自分たちで作り上げていくもの

それがきっと、フロアに咲くから

感じ取って下さる方がいるんだろうな、と。

 

 

うーん、いい笑顔!やり切った達成感。

大人になり、学校や仕事以外に居場所があり、打ち込めるものがある幸せ

これからも大切にしてほしい。

 

もう長年!?大会当日はメンバーとは触れ合わない立場なので

こういった写真を見ると本当にホッとします。

離れている時間が長いと、メンバーの空気感がわからなくなることもあるのですが

あぁ、みんなバトンが好きなんだな。やり切ったんだろうな。そう思えるから。

みんなのことが大好き!あー、ワイワイ打ち上げが出来たらいいのにな~(#^.^#)

 

今年は受付のお仕事をさせていただいたのですが

感じることは山のように。

書類提出一つにしても、徹底してきちんとしている団体もあれば

そうでないところもあり

私自身の気付きにもなりました。

大会に参加できるのはお金を払えばいい、当然の権利、ではないと思っていて

参加する側の意識の持ち方一つで、大きく変わってきます。

「参加出来て当たり前」ではなく

「参加させていただく、たとえ細かくても、ルールや提出物、締め切りを守るのは当たり前」

これは運営の仕事に直接かかわらなければ見えてこないことかもしれません。

私が一生懸命、バトン協会の仕事に打ち込めるのは、

そのことを自分だけではなくて、関係している人みんなに伝えたいから、、ということもあります。

 

おかげさまで、スタッフも、メンバーも、そして保護者の方も

常にその気持ちは持ってくれているので(#^.^#)安心して大会に臨めます。

これからもその部分は大切に、、

独りよがり、自分たちだけが楽しければいい、結果が出ればいい、

そんなことは絶対にありません!

 

 

個人的には、サワも高校部活ラストイヤーでした!

 

人数の少ない高校三年生ですが

個性豊か、本当にバランスの良い学年でした。

 

あら、いい写真!

 

フェニックスを卒業し

中学の時から部活にお世話になって6年が経ちました。

早いようであっという間で、、

部活に所属した6年間は、全ての事を学校にお任せし

顧問の先生にたくさん支えていただき

サワとの関わりは、部活指導の時だけ。

完全敬語での関わり方でしたし

私とサワが親子だということを知らない部員もいたくらい(笑)でしたが

くじけず、最後まで続けたサワをほめてあげたいと思います。

 

一生懸命練習に取り組んだラストイヤー

まさかの大ブレーキで

落としまくりのミスしまくり

弱い部分がでたな、と感じましたが

それもまた経験

 

「がんばってやったんやろ?なら、それでいいやん。」

かけた言葉はそれくらいかな。

涙が枯れるかと思うくらい泣きっぱなしでしたし

気持ちがわからないわけではありません。

もっと出来ている演技を何度も見てきましたから。

「あんなに頑張ったのに」

そういって泣いていましたが

過去の自分に失礼だ、と。頑張ってきたその時の自分がかわいそうやで、と。

その時はきっと最善だったし

本番だって、きっと最善だったはず。

でも確実に足りない何かがあった。

そこはこれから先のバトン人生で、しっかりリベンジしたらいいと・・・

 

サワは、シニアの演技を見て

ミスからサッと立て直すメンバーの姿がとても印象的だったようです。

勉強になった・・・すごかった・・・

と何度も言っていました。

 

ね。これが経験です。

 

みんな、見えない部分でしっかり繋がっている!

 

 

すでにティノとジュニアは来シーズンの曲も選び終えて(!)

これから編集作業や許諾手続きです。

まだまだ時間があるので、パッとしたひらめきで

また変更があるかもしせませんが( ̄▽ ̄)

 

バトンって、本当に素敵!

 

やっている最中は

「なんでこんなしんどい取り組みはじめたんだろ」

そう思うことも時にあるのですが(笑)

やっぱりやり切ったあとは

自分にしかわからない達成感があります。

だからやめられない!

 

 

12月のコンテスト・選手権大会に向けて

頭を切り替えて走り続けたいと思います!

 

 

来年のチームも、楽しみです!!

 

 

 

 

 


大会に向けて

先週末、京都府大会に向けてのリハーサルがありました。

その日のうちに、想いを残しておきたいな、ブログ更新久しぶりにしよう!と

思っていたのですが

まぁ、、思うようにはいかないものですね。時間は有限ですww

 

バトン活動をたくさんの方に知っていただきたい想いが根底にありますので

今の時代ですから、がんばってSNSを活用しています。

Instagram、フェイスブック、アメブロなどなど

ホームページに連動しているこのブログは、長い文章を書きたい時のために。

(本当はこちらももっとコマメに更新するのが目標です。)

操作に手間取ることもありますし、若い子(この言い方がもう・・・)からみたら

簡単なことでも、本当に一つ一つに時間がかかって。

いまだにInstagramのストーリーは怖くて書いたことがありません(笑)

それでも、ホームページやInstagramを見てバトンに興味を持ち、

ご連絡いただくことも少なくありませんし

何より頑張っているメンバーの姿をたくさんの人に発信したいので、

これからもモタモタしながら頑張って続けていこうと思います。

目指すところは、バトン界最高齢のブロガーでしょうか。

 

さて。緊急事態宣言が延長され、残念ながら京都府大会も完全無観客

関係者ですら入館できないことが決定しました。

一年前はどんなだったかしら、、と、去年のブログを読んでいたのですが

同じような状況でしたね・・・私自身の心境も、フラフラと不安定で

なんとかしながら毎日バトン活動をしていたんだな、と思い出します。

今年も同じ。なんなら、去年より悩みも苦しみも多いかもしれません。

 

緊急事態=観客ゼロ・・・

協会側も、再三議論を重ね、なんとか出来ないか考えました。

これは京都府大会に限らず、今後行われる様々な行事に関しても同じで

有観客なのか、無観客なのか、どちらの意見も必ずあり

そのたびに議論をする、その繰り返しです。

 

開催すらしない、とするとリスクは格段に減ります。

やらなければ、ダメージはありませんね。

でも、得られるものもない、そういうことだと理解しています。

リスクを最大限に減らし、対策を十分に(十分すぎるくらいに)施して

開催する方法を模索する。

京都府バトン協会はそういった立場をとっています。

そして、私は団体の責任者としてもその考え方で、今バトン活動をしています。

もちろん、メンバーやご家族のお考えも、様々あって当然です。

立場も年齢も環境も違うのですからね。

参加する大会や行事を、その時その時、冷静に判断してもらっています。

どっちが正解とか不正解とかではなく。

バトンをしたいというメンバー一人ひとりに、可能な限り寄り添った方法で

バトン活動を続けていきたいと思うのです。

 

不便だし、大変だし、見られないし、見てもらえないし

声援はないし、達成感は減るし、

なんといっても練習は出来ないし、人は集められないし

写真は残っていないし(笑)、顔は見られないし

 

・・・コロナになってから、格段にバトンや子どもの写真の保存枚数が減りました。

集まって写真を撮ることが本当に少ない。

何かを楽しむ、という心をどこかに置いてきてしまったのかな、と

自分が怖くなることが時々あります。

推しさんの写真ばかりが増えるギャラリー・・・どうだか。

 

そんな感じで

ないないばかりを探していたら、心が壊れそうになりますので、

今は、思考から「出来ない」を極力外すようにしています。

 

出来ないんじゃなくて、どうやったら出来るか、です。

 

今大会も、個人的には、関係者(保護者の方)一人だけでも、その瞬間だけでも、

会場で見ていただきたかったです。そこにどれほどの密がうまれるのか?

たった数分の演技を見るだけで、なぜそこまで制限がかかるのか、

そういう気持ちがゼロではありません。

しかし、緊急事態宣言というものの重み、そしてその制限は、

「すべては感染からメンバー、大切な子どもたちやご家族を守るため」だと理解しているので

しっかりと受け止めて、出来ることを探そう。そう心に決めています。

 

フェニックス関係の3チーム、シュシュやソレイユ、学校団体、、

たくさんのチームに関わらせていただいています。

フェニックスの3曲を選んだのは、昨年の12月です。

その時に、このような大会の状況は全く予想していませんでした。

「1年我慢すれば・・・」

甘かったな、というのが正直なところで

練習環境や回数などからすると、去年より今年の方が

はるかに多く制限がかかり、しかも細切れなので、活動できていない感覚は大きいですね。

メンバーも同じじゃないかな。

 

現時点でもそうですが

先がわからない日々の中で、気持ちを持ち続けることの難しさや不安

これは言葉では書ききれません。

 

ティノは、フェニックス史上、最少人数の5人。

小さいからだで、大きなフロアに飛び出していく姿は

見ているだけでも胸がいっぱいになります。

 

ジュニアは、大きく環境が変わった中学一年生から、受験を控えた中学三年生まで

練習回数は激減してしまいましたが、それをカバーできるように

自分たちで様々な工夫を凝らしてくれました。

同年齢だけど、部活とは違う取り組み。どうかプラスの経験になりますように、、と願います。

 

シニアは、社会的立場を持つメンバーも多く

自分の「やりたい」気持ちだけで活動をすることが出来ません。

また、今年は怪我にも苦しんだシーズンでした。

怪我をしたメンバー自身、動けず迷惑をかけてしまうことへの罪悪感に苛まれ

復帰が間に合うのかという不安に襲われて

きっと、一日一日様々な思いで過ごしたことだろうと想像します。

それでも、本人たちの頑張り、そしてメンバーのサポートと理解で

ようやくここまで来ることができました。

メンバーの変更や、緊急事態宣言による越境自粛、練習参加自粛など

難しい状況にも関わらず、メンバー全員が「自分の事=メンバーの事」ととらえ

何かできるサポートはないか、考え抜いた日々だったと思います。

 

中学や高校、大学、社会人

進学などのタイミングで、バトンから離れるという声を他チームから多く聞く中、

フェニックスでは本当に多くのメンバーが「バトンを続ける」道を選んでくれます。

ペースや目標は変わっても、こうしてバトンに長く関わってくれるメンバーが多いのは

とても嬉しいことです。

ひとえに、「バトンが好き」その思いが、メンバーの根底にあるのだと。

その気持ちが演技にのり、そして画面を通してでも、保護者の方やたくさんの方に

届きますように。

 

そう願ってやみません。

 

大好きで、大切で、私の自慢のチームです。

スタッフを筆頭に、メンバーもみんなが

まっすぐバトンに向き合ってくれる・・・愛をもって、心で動いてくれる。

感謝しかありません。

そして、それが出来ているのは

メンバーのやりたいことを理解し、サポートしてくださる保護者の方がいるからに

他ならないのです。

 

あぁ、、見ていただきたかった!!想いは、やっぱりどこかに残っていて

悔しさや力の無さ、、感じずにいられません・・・

メンバーの全力の一瞬が、どれくらい貴重で素晴らしいものか

来年にはどうかどうか・・・日常生活、そして「見てもらえる」大会が戻ってきますように。

 

6月のソロコンテストの時も思っていましたが

こんなに練習せずに迎える本番って・・・記憶にないです。

それでも、まだ時間は残っていますし

出来ることはきっとあります!!

 

忙しかったり、イレギュラー対応に追われるとどうしても

目が吊り上がってきますが(笑)

とげとげした雑な気持ちは捨てて

私自身、穏やかな気持ちで大会当日を迎え、

気持ちよく全選手をフロアに送り出せるように

あと数日ですが頑張りたいと思います。

 

 


衣装の話

チームTシャツに引き続き・・・

 

今シーズンのチームの衣装が出来上がってきています(#^.^#)

毎年、衣装のデザインや製作には本当に頭を悩ませるのですが

これはですね、、悩んでも悩んでもキリがない。

選曲もそうですが、どこかで妥協点が必要になります。

そして、一つの衣装を完成させるまでにはかなりの時間と費用がかかります。

実際に関わったことのある人なら、きっとわかってくれるはず(笑)

 

なので、妥協するのは嫌だな、、と思っても

ある程度の「ふんぎり」「思い切り」も併せて必要なんですよね。

 

迷えば迷うほど、、迷宮入り。先に進まない。

考えて色々とデザインを並べれば並べるほど、迷う。

えー。。どうしよ、、どれがいいかな、、あれもいいけど、、

そして納期がタイトになりずれ込み、、わぉ!となります。

 

この問題。原因は明確です。

私が一人でやっているから。そこだけですね。

選曲も衣装も振付も、自分が担当しているチームのものに関しては、相談相手がいないのです。

(あえてそうしているつもりはないんですよ)

 

補足として・・・

全てを自分が決めているのは、今はスクールの中のチームだけで

その中でも、シニアやシュシュに関しては、スタッフの先生にお願いしています。

※これが出来るようになり、ずいぶん仕事量が減りました!

 

学校指導も複数校・複数チームに関わっていますが、出来るだけ生徒や顧問の先生に色々と決めてもらっています。

そうしないと、「私のチーム」みたいになってしまいますし(;^_^A部活動の意義から大きく外れますからね。

選曲も、衣装も、テーマなども、ほとんどお願いしているかな??

中には振付を自分たちで行っているチームもありますし

私はバトンの技術的な部分をサポートする「外部講師」である認識を持っています。

 

さて。衣装に話を戻して・・・

 

今シーズンの衣装は、どれもこれも(笑)冒険しまくり!です。

実際のデザインはまだしばらくのお楽しみ。

 

レトロ可愛い生地だ~!想像以上の可愛さです!

こういうスタイルの衣装、バトンで見たことない気がするんですよね。どう評価されるでしょうか。

子どもたちは何を着ても可愛い!ですが、やはり衣装も大切な評価の一つかな、と思うのです。

 

 

カラフル三色!

これは迷いました。。

本当は白で統一していたんですよね。

上品で可愛くて。白い衣装って新鮮で好きなんです。

ただ、少ない人数だからインパクトがあった方がいいかと。

ギリギリまで迷って、正式発注したにも関わらず「やっぱり変えてください!!」と無茶を言う始末。

現物をみたら、変えて正解でした!

可愛くてインパクトも大!

 

 

そしてこの衣装

いやいや。。この生地ですよ。このプリント生地!

これがね、、なんていうか。私の心に残って離れなくて。

もっとあったんですよ。無難なプリント生地が。

黒と深緑、黒と赤、ネイビーと水色、金と赤とか

うん、まぁ普通だよね。。でもなぁ。。

それやったら無地で黒一色とかのほうが締まるかも?

色々迷いました。

 

青と黄色。危険な組み合わせですよね(笑)

対極にいる色ですからね。いわゆる補色という、あれ。

使い方によっては相性抜群ですが、衣装となるとかなり危険!

 

でも、今回作品の中に乗せたいメッセージがまさにそれなんです。

まっすぐ素直に進む青と

その対極にいる黄色

一人の人間の中にも色々な側面があって

ちょうど中学生~高校生になるいわゆる思春期って、

自分のそういう面に気付く年齢じゃないかな?と思うのです。

 

対極にいるものが混ざり合うもよし

そんな自分の側面を認めるのも大切で

 

でもね、黒と白とかではないんですよ。

闇と光、じゃなくて

青も黄色も若々しさにあふれていて挑戦的!

未来に向かって、思いっきり自分のやりたいことをやる!

そんなパワーにあふれているなぁ、と。

特にこの色はそう感じました。

これが暗めの青や黄色だったら、きっと選ばなかったな。

 

あくまで、私の個人的な見解です(笑)

※どこかでよくみるポイントカードの色とか言わないように・・・

 

ここに小物を上手にプラスして

かっこかわいく着こなしてもらいたいなと思います。

 

 

さて。私のバイブル

もう、何回ページをめくったかわかりませんが

大好きでしょっちゅう見ている、AKBさんの衣装図鑑。

 

同じテイストで違うデザイン、これが好きなんですよね。

自分ではあまり意識したことがなかったのですが

「色違い」「デザイン違い」、、これにどうも魅力を感じるようで。

 

ちょっと過去作品を思い出してみると・・・

(現役メンバーやスタッフ以外のお顔は隠しています(#^.^#))

 

衣装も髪型もバラバラ!

 

衣装同じだけど髪型それぞれ!

 

衣装も髪型も一緒だけど、ポーズバラバラ!

 

 

もう、なんだか色々バラバラ!!

 

 

うわぁ。。私の個人的な好みがあふれています(笑)

 

 

特に最近は、複数チームを関西大会などにエントリーしているので

プログラム写真を撮るたびに思うんですよ。

「あ、3チームともポーズバラバラだった・・・」

とかね(;^_^A

※さすがにどうかな、と思って、ユニゾンの効いたものを撮り直したりします。

 

 

ユニゾンの美しさと

ソロ(チームの中でバラバラ、という意味)の効果

どちらも捨てがたい!

 

私は韓国アイドルが大好きなのですが

推しグループ(4人)は、いつも違う衣装です。

テイストはそろっていますが、時にはそれもバラバラだったり。

全く同じ衣装を着ていることがとても珍しいので、むしろ印象に残るというか・・・

髪色も髪型もバラバラですし

一人ひとりの個性にものすごく合った衣装で、いつも「デザイナーさん天才ちゃうかな、、」と思って目をハートにしています。

推しグループだけでなく、韓国のアイドルさんたちはそういった感じの演出が多いですね。

 

一方、日本のアイドルさんは?

例えば坂道シリーズさん達は、本当に統一感のある衣装で清潔感が持てます。

きっちり揃えて、気崩すこともなく、整った感じ

スカート丈に至っては、床からの長さで統一しているそうですね。

だから身長差があっても、そこに統一感が出るのだとか。

なるほど、、

完璧な調和、ユニゾンの美しさだな。そう思ってみています。

 

どちらも素敵です(#^.^#)

 

 

今シーズンのフェニックスは、チームの中のソロを存分にいかした作品・衣装になっていると思います!

初演技は9月の京都府大会。

今からお披露目がとっても楽しみです!

 

 

 


バトンを愛する

先日、あるきっかけから生徒のバトンを触りました。

考えてみれば・・・

普段、指導中に人のバトンを触ることってほとんどないんですよね。

バトンどころか、体に触れるような指導もほぼしません。

どうしても必要な時は行いますが

感染予防対策だから、というだけではなくて

今は体罰問題などにも本当に気を付けて指導しなければいけない時代ですし、こちらとしては軽く体に触れただけ、という感覚でも、生徒が「強く触られた」と受け取る可能性もあるわけで。

言葉遣いも立ち居振る舞いも、全てが「誰に見られてもクリアで健全」でなければいけません。

スタッフにもその点については徹底しています。

 

そんな理由から、フェニックスではレッスンの見学も基本的に自由です。

感染対策&子どもたちの集中力継続のため、保護者の方の見学中の私語については慎んでいただいていますが、我が子がどのような指導を受け、どのようにレッスンに取り組んでいるか、見ていただくのは大歓迎です。

 

話が逸れました。

そんなわけで、体やバトンに触れることはほとんどないんですよね。

ただ先日、ふとしたきっかけで人のバトンを触った時に

自分のバトンとの感覚の違いにとっても驚きました。

 

同じメーカー、同じ長さのバトンなのに!!

え、なんでこんなに違うの??それが正直な感想。

自分のバトンは違和感なく手に馴染むのですが

人のバトンはとっても固い感じがして・・・

馴染まないんですよ。本当に!!

 

え??と思って、その場で思わず何度か触り心地を確認してしまったくらい(;^_^A

 

そして思い出したのが、昔の雑誌に載っていたインタビュー記事

 

 

バトントワーリング専門誌

「トワラー」

創刊号。2013年かぁ。。もうそんなに前なんですね~。

 

ここに高橋典子さんの記事が掲載されていて、頭のどこかにその言葉が残っていたようです。ふと思い出しました。

 

 

印象的な言葉は自分の中に何かの形で残るものなんですね。

 

まさにこれだな、と。

自分の手に馴染んで育って、魂が宿っていく。

恥ずかしながら、現役の頃は全くこういった感覚はなくて・・・

バトンを大切に扱うことは心掛けていたものの

それほど「自分のバトン」に執着?愛着??を持ったことはなかったかもしれません。

なんでかなぁ、、と振り返ると

私自身の活動の主軸がチームバトンだったことが原因かもしれません。

エクスチェンジなどが何度もありますし

「自分のバトン」にこだわって演技をするという感覚を持ったことがなかったんですよね。

いつも演技が終わったあとに、メンバー同士で

「これ誰の~」「私のバトンありますか~」みたいな(笑)

 

指導する立場になり、一本のバトンに対する思いが、自分の知らないうちに育って、、バトンに魂を吹き込んだのでしょう。

今は自分のバトンにとっても愛着を持っていますし、そのことに気付いてからは、今まで以上に大切に使っています(#^.^#)

 

バトンを足で踏んで拾い上げたり

雑にあつかうのは許せない。大嫌いです。

生徒には絶対にさせません。

ポイっとバトンを放り投げてフロアの外に出したり・・・

時々チームのメンバーにそういう姿が見えると本当に

がっかりします。

 

たまにバトンをまたぐ振付を作ったりもしますが

うーん、本当は嫌だな、なんかちゃうな~。。と思うことも。

 

レッスン後にバトンを磨いたり、メンテナンスをするような習慣はありませんが、錆に気を付けたり、極力ポイントテープは貼らないようにしたり。暑い日はしっかり乾いた布で汗を拭いたり、ということは心掛けています。

 

メンバーのみんな、自分なりのメンテナンス。

やっていますか??

 

私はバトンしか知りませんが、どんなスポーツでもきっと同じでしょうね。

野球選手ならバットやグローブを

サッカー選手ならスパイクやボールを

道具を使う選手はみんな同じように、そこを大切にする心を持っているのだと想像します。

 

私たちが体育館を掃除するのも同じですね。

やらなあかんしモップをかけるのか

使わせてもらってありがとうございます、の気持ちを持ちながら綺麗にするのか

どうせならフェニックスの生徒たちには後者であってほしいと。

 

今日もバトンが出来て幸せだったなぁ

私と共にいてくれてありがとう!!

 

一本のバトンにそういった感情を持てるのか

ただの道具なのか

こういったところを丁寧に感じる心はありますか?

心が豊かな子は表情も豊かになり

行動もそれに応じて変わってきて

きっと演技にも影響し

素晴らしいトワラーになると思うんですよね(#^.^#)

 

最近、特に子どもたちのレッスンをしていると感じることがたくさんあります。

大人しい子もいる、イヤイヤ期の子もいる、逃げがちな子もいる、言い訳がちな子もいる、、みんながまっすぐ順風満帆なバトンではありません。当たり前の事。

そこで「じゃ、やらんとき」「嫌やったらやめたら」「いつになったらできるん」そういって突き放すのは簡単なのですが

それは違う。なんで嫌なの?ちゃんと理由があるんです。

言い訳や逃げ??そうなってしまう理由があります。

頑張らせる時期、励ます時期、認める時期、信じて送り出す時期、その子に合わせたタイミングと声掛けが必ずあります。

それを感じられるかどうかは、私自身の心の豊かさにかかっていると。自分が尖っていては、尖った対応しかできなくて、結果的に生徒たちに尖った言葉や態度をとってしまう。。全部繋がっているんですね。

だから、心豊かに過ごしたいし(^^)好きなこともたくさんしたいし

オタ活も(笑)美味しいものを食べることも

人とコミュニケーションをとることも好きな手芸も

欲張りになんでもしたい!!そう思っています。

道具を愛でることも、その中の一つ。

バトンを愛し、バトンに愛され、そしてみんなで幸せになりたい!

いつも明るいパワーであふれるフェニックスバトンチーム、それが私の理想像です。

 




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